5月12日、エフオーアイ : 東証マザーズ6253の株価が前日比-150円の終値625円と急落しました。ストップ安です。
証券取引等監視委員会が、粉飾決算を行った疑いがあるとして、金融商品取引法違反の容疑で同社の捜索を始めたため株価が急落しました。
以下、読売新聞のウェブサイトからの抜粋です。
東証マザーズ上場の半導体製造装置メーカー「エフオーアイ」(相模原市)が昨年11月の上場に際し、粉飾決算を行った疑いがあるとして、証券取引等監視委員会は12日午前、金融商品取引法違反(有価証券届出書などの虚偽記載)の容疑で同社などの捜索を始めた。
監視委は約70億円分の売り上げを架空に計上したとみて、検察当局への刑事告発を視野に調査を進める。
同社は上場時、大株主の株式売却を180日間制限する「ロックアップ条項」を定めており、その期限切れが今月19日に迫っている。監視委が上場からわずか半年の企業の強制捜査に着手したのは、株の放出により投資家に被害が拡大するのを防ぐ狙いがある。
同社は昨年10月、上場を前に有価証券届出書を関東財務局に提出したが、監視委が調べたところ、2009年3月期の売上高として計上した118億5596万円のうち、約70億円について書類上のやり取りだけで売買を装う架空取引だった疑いが浮上し・・・
また、すごい会社が出てきましたね。3年前に粉飾決算で倒産したIXIという会社を思い出しました。
こういう事件が発生するたびに、監査法人や「上場時の主幹事証券会社」のチェックで、不正が見つからなかったものかと考えさせられます。
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