松井証券
が12月4日から手数料体系を見直すと発表しました。正直、度肝を抜かれる手数料改定です。
今回の発表の要点をまとめました。12月4日から下記のようになります。
1・現物取引 ← 日計り片道手数料無料が廃止。
2・制度信用取引 ← 手数料体系・金利・貸株料のどれも変更なし。
3・無期限信用取引 ← 無期限信用取引の手数料を有料化(ボックスレートを適用)、金利と貸株料は引き下げ。
以下、松井証券のウェブサイトからの抜粋です。
松井証券、手数料体系の見直し及び金利・貸株料を引き下げ
手数料体系の見直しと金利・貸株料の引き下げについて
松井証券は、平成18年12月4日(月)より、下記のとおり、手数料体系の見直し及び金利・貸株料の引き下げを行います。
記
1. 手数料体系の見直し
■ 現物取引
・日計り片道手数料無料を廃止
■ 制度信用取引
・変更なし
■ 無期限信用取引(*1)
・1日定額手数料「ボックスレート(*2)」を適用
・日計り片道手数料無料を適用
・保有期間が6ヶ月を超えた無期限信用取引の建玉の返済手数料を無料化
2. 金利・貸株料の引き下げ
■ 制度信用取引
・変更なし
■ 無期限信用取引
・買い方金利を5.1%から3.7%に引き下げ
・貸株料を5.1%から2.0%に引き下げ
以上
(*1) 上場廃止、株式併合、株式分割等の措置が行われる場合、および権利処理等の理由により、弁済期限(信用期日)が設定されることがあります。
(*2) 1日の現物取引・制度信用取引・無期限信用取引の約定代金を合算し、10万円までは手数料無料、30万円までは315円、50万円までは525円、100万円までは1,050円とし、以降約定代金100万円毎に手数料1,050円を加算。1日の上限手数料は105,000円。
無期限信用取引 | 制度信用取引 | 現物取引 | |||||||||||||||
手数料 |
| 変更なし | 日計り片道手数料 無料を廃止 | ||||||||||||||
金利・貸株料(年率) (※1) |
| 変更なし |
-
|
※1 金利、貸株料は将来の金利水準等により変更される場合があります。
※2 既に保有されている建玉も、平成18年12月1日(金)までに返済取引が行われない場合、12月7日(木)計算額より適用となります。
~~~以上、松井証券のウェブサイトからの抜粋~~~
今回の改訂は、現物取引のユーザーにも、一般信用取引(無期限信用取引)のユーザーにも厳しい話しだと言えます。実質値上げです。
松井証券の無期限信用取引の手数料無料化は今年の9月4日から始まったわけですが、12月4日に終わることとなりました。予想より儲からなかったのでしょう。しかし、それにしても3ケ月間で手数料無料が終わるとは早すぎです。キャンペーンでやればよかったのにと思います。
さて、今回の改訂で松井証券を使っているデイトレーダーの中から、手数料がマシな楽天証券やSBIイー・トレード証券に移る人達が出てくるでしょう。
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