最近、ファイル共有ソフトWinny (ウイニー)による情報流出事件が頻発しています。先日、防衛庁や岡山県警で情報が流出しましたが、今日も流出事件が2件発覚しました。
相次ぐWinny騒動を受け、トレンドマイクロ社は、Winny検出、削除ツールを同梱した企業向けウイルス対策ソフトの新版を開発しました。
「ウイルスバスター コーポレートエディション 7.3」というソフトで4月から発売予定です。アドバンス版に、Winnyの有無をチェックする対策ツールが付属しています。Winnyを検出、削除することができます。
しかし、このソフトが通用するのは、「会社に置いてあるパソコン」だけですね。
Winnyによる情報流出事件の主なケースは、下記のようになっています。
1・私物のパソコンを使っている
2・そのパソコンに仕事の情報を取り込んでいる
3・そのパソコンでWinnyを使っている
4・ウイルスに感染しWinny経由で情報流出
まず私物のパソコンを仕事に使っているのが問題なので、そこから改善しないといけませんね。情報流出を起こした企業は、社員に業務専用のパソコンを配布し、「Winny検出、削除機能を持ったソフト」で社員のパソコンを監理する必要があるでしょう。