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2010年02月18日

日本航空(JAL)は上場廃止後に株券を発行しない 郵送もない

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株式投資をされている皆さんなら、ご存じかと思いますが、昔は上場株式は通常、紙に印刷され「株券」として流通していました。

 

ところが、2009年1月5日、日本の株式市場に上場している「上場株式」は電子化され、モノとしての形を失いました。現在、「上場株式」は全て電子データ化され株式等振替制度で管理されています。

 

では、日本航空(JAL)のように上場廃止になった会社の株券はどうなるのでしょうか。

この件に関しては、昨年、私が証券会社7社に問い合わせをし、その回答を下記リンク先の記事にまとめています。

 

2009年1月に、株券が電子化されたので、「株券の不発行」の定款を作っている上場企業も多く、その場合、株券は発行されません。

また、上場廃止後は、証券保管振替機構の取扱い最終日以降、「1・株主権が喪失する場合」「2・株主権が喪失しない場合」の2つに取扱いが分かれます。

  1. 倒産や100%減資等は、「株主権が喪失する場合」となります。この場合、口座簿上の記録が抹消され、株主権が喪失します。
  2. また、上場廃止後でも、会社を存続する場合、配当や株主総会での議決権等の株主権利が残ることがあります。会社が解散する場合でも、財産の分与を株式の持分に応じて受けられることがあります。

日本航空(JAL)の場合、100%減資となりましたから、上記の「1」の対応となり、既存株主の株は無価値となりました。

日本航空株は無価値になった上、電子化でそもそも実態がないので、上場廃止日である2010年2月20日まで日本航空株を保有しても、後日、株券が郵送されてくることはありません。

以下、日本航空社のウェブサイトからの抜粋です。

平成22年2月17日

各  位

会社名:更生会社 株式会社日本航空

代表者:管財人 株式会社企業再生支援機構
職務執行者 瀬戸 英雄
同   中村 彰利
管財人   片山 英二

(コード番号 9205 東・大・名各第1部)
問い合わせ先:事務統括部長 山口順一
電話番号:(TEL(03)5460-6600)

上場廃止後の当社株式の取扱いについて

当社上場廃止後の当社株式の取扱いについて以下の通りお知らせいたします。

1.上場廃止日および最終売買日について
当社株式は、平成22年2月20日をもって、東京証券取引所、大阪証券取引所、名古屋証券取引所において上場廃止になります。よって、各取引所における最終売買日は平成22年2月19日となります。

2.株券について
上場廃止後におきましても、株券を発行する予定はございません。

3.諸手続きの取扱いについて
各証券取引所における上場廃止後も、当社株式は、当面の間、株式会社証券保管振替機構での取扱い銘柄として、証券会社等での取扱いを継続する予定でございます。

つきましては、住所変更や口座振替などの諸手続きの際は、当社株式を証券会社にお預けの株主さまは、現在お預けの証券会社にて行います。また、当社株式を証券会社にお預けされていない株主さま(特別口座に記録された株式)の諸手続きの際は、三菱UFJ信託銀行証券代行部(0120−232−711)にご連絡ください。

株主の皆さまには、ご迷惑をおかけいたしますこと、あらためてお詫び申しあげます。

以 上

ライブドアが上場廃止したときのように「記念に株券をもらっておこう」という目的で、今月、日本航空株を買った個人投資家の方もいたかもしれません。しかし、残念ながら今月、日本航空株を買っても実物の株券は得られません。

やはり100%減資は既存株主にとって厳しいものですね。

 

100%減資とは

100%減資とは、株式会社の既存の全株主を入れ替えて、新たな出資者を募るような場合に、株式会社が発行する株式の全部を消却すること。

既存の株主が持っていた株は無価値となる。

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posted by 兜達也(かぶと たつや) at 20:31 | Comment(0) | 株取引の仕組みの解説
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