GMOクリック証券では、2011年3月11日まで、株の夜間取引をすることが可能でした。今は夜間取引ができません。また、2011年10月28日をもって、夜間取引は完全終了となります。
夜間取引ができなくなった理由を述べていきます。
まず、SBIホールディングスのグループ会社に、SBIジャパンネクスト証券という会社があります。SBIジャパンネクスト証券は「ジャパンネクストPTS」というPTS(私設取引システム)を運営している会社です。
この「ジャパンネクストPTS」は去る2011年3月11日まで、株の夜間取引を行っており、SBI証券、楽天証券、GMOクリック証券はこのPTSに参加していました。よって、この3社のいずれかの証券取引口座を持っている個人投資家は、株の夜間取引を行うことが可能でした。
しかし、東日本大震災をきっかけとした計画停電と節電要請の影響により、2011年3月14日から、「ジャパンネクストPTS」における夜間取引は当面の間、休止となりました。
ここから、SBI・GMOクリック・楽天証券において株式の夜間取引はできなくなりました。ジャパンネクストPTSにおける夜間取引がいつ再開するかは、今のところ決まっていません。
ジャパンネクストPTSの夜間取引の休止状態が長く続いているため、GMOクリック証券は2011年10月28日を持って夜間取引サービスの提供を終了すると発表しました。GMOクリック証券は、ジャパンネクストPTSから脱退する道を選んだわけです。
なお、GMOクリック証券のユーザーは現在でも日中のPTS取引ができませんが、2011年11月1日以降も引き続き、日中(昼間)のPTS取引はできません。
2011年10月28日をもって、GMOクリック証券はジャパンネクストPTSから完全撤退となります。
以下、GMOクリック証券のウェブサイトからの抜粋です。
夜間取引(PTS) サービス終了のお知らせ
2011年10月28日(金)をもちまして、当社での夜間取引(PTS)サービス取り扱いを終了させていただくこととなりました。
今後は株式取引をはじめとするその他の当社取り扱い商品に注力し、引き続きお客様への一層のサービス向上に取り組んでまいります。
夜間取引をご利用いただいておりましたお客様には、これまでのご愛顧に感謝申し上げますとともに、何卒ご理解を承りますようお願い申し上げます。
<夜間取引 サービス終了>
■サービス終了日時
2011年10月28日(金)※夜間取引の申込受付は、2011年9月30日(金)をもって終了させていただきます。
※夜間取引は、2011年3月14日(月)より、当社の注文取次先であるSBIジャパンネクスト証券により運営が休止されております。
今後とも、GMOクリック証券をご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
▼関連記事
マネックスナイター(夜間取引)が終了 (2011年12月上旬)
auカブコム証券(旧カブドットコム証券)、私設取引システム(PTS)を終了。 2011年10月末に