ネット証券大手5社の新規口座開設状況(2011年7月分)の順位表を作成しました。
▼ネット証券5社 新規口座開設状況 2011年7月分
順位 | 証券会社名 |
証券口座純増数 |
証券累計口座数 | 店頭FX口座純増数 | 店頭FX累計口座数 |
1↑ | 楽天証券 | 21,266 (前月比+9756)↑ |
1,143,277 | 非公開 | 非公開 |
2↓ | SBI証券 | 15,788 (前月比+179)↑ |
2,273,151 | 非公開 | 非公開 |
3 | auカブコム証券(旧カブドットコム証券) | 2,684 (前月比+65)↑ |
742,950 | 635 | 40,169 |
4 | マネックス証券 |
2,636 |
1,221,398 |
2,525 |
123,668 |
5 | 松井証券 | 1,894 (前月比-393)↓ |
822,171 |
303 |
66,848 |
計 |
44,268 |
6,202,947 |
比較表のデータは、各証券会社の開示情報から取得。比較表の作成者は当サイト管理人。
1位は楽天証券です。前月よりワンランクアップです。初めて首位に立ちました。6月の口座純増数は11,510でした。
2位はSBI証券になっています。前月よりワンランクダウンです。私の手元にあるデータでは、オンライン証券大手5社において、SBI証券が2001年10月から不動の一位でしたが、今回は2位となりました。なお、2011年6月の純増数は15,609でした。
3位は前月に引き続き、auカブコム証券(旧カブドットコム証券)です。6月の口座純増数は2,619でした。
4位は前月に引き続き、マネックス証券です。6月の口座純増数は2,526でした。
5位は前月に引き続き、松井証券です。6月の口座純増数は2,287でした。
※オンライン証券大手5社・・・SBI証券、楽天証券、auカブコム証券(旧カブドットコム証券)、マネックス証券、松井証券のこと。
▼雑感
今回は、久しぶりにオンライン証券業界に動きがあり、個人的にはおもしろいランキングになりました。
私の手元にあるデータでは、オンライン証券大手5社における口座開設純増数ではSBI証券が2001年10月から不動の一位でした※
(※証券会社同士の合併など特殊要因は除きます)
(※オンライン証券大手5社以外では、2007年3月に野村證券の子会社のジョインベスト証券が、現金5000円プレゼントキャンペーン効果でSBI証券の口座開設純増数を抜いたことがあります。)
しかし、今回、楽天証券が口座開設純増数で一位に躍り出ました。2011年7月は、楽天証券が通常よりポイントプレゼントキャンペーンのポイントを増量し「口座開設と5万円の入金で4100楽天ポイント プレゼントキャンペーン」を実施していました。キャンペーン効果があったとはいえ、SBI証券の口座開設純増数を楽天証券が上回ったことは、私には驚きでした。
▼メモ
2011年7月は、日経平均株価が9,816円から9,833円と横ばいで推移しました。また、東証マザーズ指数も455から453と、横ばいで推移しました。
7月は、前月の6月に比べ、株式の売買代金が1%増えました。
以下、日経新聞電子版の記事からの抜粋です。
ネット証券5社、7月の売買代金1%増 個人の取引持ち直す
2011/8/3 20:07
3日に出そろったネット証券大手5社の7月の株式売買代金は、合計で6兆5527億円と前月比1%増えた。増加は2カ月連続。企業業績の回復期待から月前半の株式相場が堅調に推移し、個人投資家の売買が持ち直した。
5社はSBI証券、楽天証券、auカブコム証券(旧カブドットコム証券)、松井証券、マネックス証券。7月の営業日は6月より2日少なく、1日当たりの売買代金は11%増の3276億円になった。取引を活発にしたのが、証券会社から資金や株式を借りて元手以上の売買をする信用取引を手がける投資家だ。株価の上昇局面で「信用買いで保有していた持ち株をいったん売却し、新たに投資する動きが目立った」(松井証券)。
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