グッドウィルの株価が急落、新株予約権の発行で株式価値の希薄化懸念

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6月26日、グッドウィル・グループ 【東証1部:4723】の株価が前日比-4,700 (-9.27%)の終値46,000円と急落しました。

6月25日に同社がドイツ銀行を割当先とする新株予約権40万個の発行を決議したと発表したからです。

第三者割当による新株予約権発行に関するお知らせ・・・グッドウィルの発表文

発表文にはいろいろ書いてますが、増資の一種である「第三者割当増資」ですね。グッドウィルの発行済み株式数が2,122,118株のところに、400,000株も増資すると発表したんですから、そりゃ株価も下がります。

株式の価値が薄まる「希薄化率」は、「400000÷2122118=0.18849」で約18.85%です。

この希薄化率だけから株価を考えれば、今日は終値でストップ安になってもおかしくなかったのですが、そうはなりませんでした。取引時間中、グッドウィル株に200円の逆日歩が発生していることが判明したからです。

グッドウィルの本日の一日チャート↓

4723-070626.t.gif

逆日歩を嫌った信用取引の売り方の一部が買戻しをしたのでしょう。一時-5000円のストップ安だった株価が終値では-4700円まで回復しました。

1~2カ月のスパンで見れば、増資の影響でグッドウィルの株価はさらに下げそうですが、短期的には逆日歩の金額に左右される展開になるかと思われます。

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