RSI 【テクニカル指標の一種・筆者のおすすめ度☆☆☆☆】
【英語名RSI(Relative Strength Index) 日本語名:相対力指数[そうたいりょくしすう]】
RSIとは、買われすぎ、売られすぎを見るためのテクニカル指標の一種です。
RSIは0%から100%の範囲で推移しますが、結論から言うと、70%超えは買われ過ぎ、30%割れは売られ過ぎの水準と言われています。
RSIはアメリカのテクニカル・アナリストのJ.W.ワイルダーによって開発されたテクニカル指標であり、オシレーター(振幅を測るもの)分析の一種です。
~~一般的な計算式~~
過去14日の上げた日の値幅の合計を14で割る。→14日間の上げ平均の算出 A
過去14日の下げた日の値幅の合計を14で割る。→14日間の下げ平均の算出 B
A÷(A+B)×100=14日間でのRSI指数
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期間は、別に14日間でなくてもよいのですが、一般的に14日間で計算されることが多いのです。
yahoo financeのRSIチャートでも、14日間が採用されています。
■RSIの弱点
・数値が天井や底にへばりつく状態になることがある
RSIはオシレーター系指標の一種です。
本来、株価には上限や下限はありません。限りがないものに、オシレーター系指標はある範囲の相対評価を、数値でつけてしまう。
そのため、オシレーター(振り子)の限界を超えた急激な値動きが起きると、役に立たなくなります。
下のチャート図は、「RSI」を使って作図されたものです。
図の右下のRSIのラインを見ると、底にへばりついています。
これは、この銘柄が急激に下落したためラインが上を向くことがなく、反発の兆しが捉えれられない状態を示しています。
こうなってしまうと、RSIは再びラインが上がってくるまで、役に立ちません。
このような弱点があるので、おすすめ度は☆☆☆☆としました。
■参考文献
決定版 チャート分析の真実 吉見 俊彦 (著) 出版社: 日本短波放送 ; ISBN: 486054014X ; 決定版 版 (2003/03)