9月26日、auカブコム証券(旧カブドットコム証券)が三菱UFJ証券と引受業務(IPO・PO)の提携範囲を拡大すると発表しました。平たく言うと、三菱UFJ証券からauカブコム証券(旧カブドットコム証券)に流れてくるIPOの数が増えるということです。以下、カブコムのウェブサイトからの抜粋です。
2006年9月26日
三菱UFJ証券株式会社
(コード番号:8615 東証1部)
auカブコム証券(旧カブドットコム証券)株式会社
代表執行役社長 齋藤 正勝
(コード番号:8703 東証1部)
(コード番号:8615 東証1部)
auカブコム証券(旧カブドットコム証券)株式会社
代表執行役社長 齋藤 正勝
(コード番号:8703 東証1部)
三菱UFJ証券株式会社およびauカブコム証券(旧カブドットコム証券)株式会社の
業務提携範囲の拡大について
業務提携範囲の拡大について
三菱UFJ証券株式会社およびauカブコム証券(旧カブドットコム証券)株式会社は、従来、株式等の引受業務について業務委託契約を結んでいましたが、当該業務の提携範囲の拡大について以下の通り合意いたしました。
記
■業務提携内容の主な変更点
・ | 三菱UFJ証券がauカブコム証券(旧カブドットコム証券)に販売委託する株式等の引受業務の対象を、「三菱UFJ証券が主幹事を務める引受株式等に限定」から、「原則、三菱UFJ証券が引き受ける全ての引受株式等」に拡大する。 |
・ | auカブコム証券(旧カブドットコム証券)は株式等の引受業務を原則休止する。 |
これにより、三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下MUFGグループ)内における株式等の引受機能を三菱UFJ証券に集約することになり、プライマリー業務における両社の役割を明確化し、MUFGグループ内のリソースを効率的に配分することが可能となります。
■業務提携拡大による効果
・ | 三菱UFJ証券にとっては、総合証券としてのきめ細かい対面コンサルティングに加え、オンラインの利便性を兼ね備えることにより、厚みを増している個人投資家層に対する強力な販売ネットワークを構築でき、ネット専業証券をグループ内に持つ強みを活かすことができます。また、auカブコム証券(旧カブドットコム証券)のリレーションから持ち込まれる引受案件の獲得も期待できます。 |
・ | auカブコム証券(旧カブドットコム証券)にとっては、総合証券である三菱UFJ証券が引き受ける幅広い案件の販売業務を行うことにより、株式等のプライマリー案件数の飛躍的な増加が見込まれ、幅広い商品提供が可能になります。これによりお客さまの利便性が更に向上するだけでなく、ネット証券トップクラスの案件数となることが見込まれ、新規公開株式等の提供においても競争力の強化が期待できます。 |
今後も、三菱UFJ証券とauカブコム証券(旧カブドットコム証券)は、MUFGグループのお客さまのニーズにより一層お応え出来るようシナジーを発揮していきます。
[ご参考] | 平成18年1月から8月までの引受実績件数(払込日ベース) |
発行形態 | 三菱UFJ証券 | auカブコム証券(旧カブドットコム証券) | ||
引受件数 | うち主幹事 | 引受件数 | うち主幹事 | |
新規公開株式 | 76 | 11 | 5 | ― |
公募・売出し | 73 | 7 | ― | ― |
REIT | 10 | 1 | ― | ― |
合計 | 159 | 19 | 5 | ― |
今回の発表は、auカブコム証券(旧カブドットコム証券)を利用しているIPO投資家には朗報ですね。
今回の発表で重要な部分を下に抜粋しておきますので、IPO投資家の方は目を通しておくことをおすすめします。
auカブコム証券(旧カブドットコム証券)にとっては、総合証券である三菱UFJ証券が引き受ける幅広い案件の販売業務を行うことにより、株式等のプライマリー案件数の飛躍的な増加が見込まれ、幅広い商品提供が可能になります。これによりお客さまの利便性が更に向上するだけでなく、ネット証券トップクラスの案件数となることが見込まれ、新規公開株式等の提供においても競争力の強化が期待できます。