下落相場に買いだけで挑むのは難しい

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今年の5月29日に、当サイトで「新興市場の株価の底が見えない 個人投資家はどうすれば?」という記事を書きましたが、新興市場の状態がますます悪くなっているので、改訂記事を書いてみました↓

まずは、本日の主要市場の株価指数をご覧下さい。

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日経平均 14,500.26 +63.02 (+0.44%)
TOPIX 1,475.42 +0.14 (+0.01%)
JASDAQ指数 89.30 -1.04 (-1.15%)
マザーズ指数 1,144.48 -31.94 (-2.72%)
ヘラクレス指数 1,838.61 -29.07 (-1.56%)
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新興市場は昨日の急落に引き続き、今日も続落しました。インデックスホールディングスが減益決算で-9.73%と大幅下落し、ソフトバンクや楽天なども続落しました。個人投資家に人気のあるこれらの銘柄が不振なため、新興市場が全体的に軟調になってしまいました。

それにしても、新興市場は1月17日のライブドアショック以降、大きく株価が下がりました。下記のリンク先の新興3市場のチャートをご覧下さい。

ジャスダック指数

東証マザーズ指数

大証ヘラクレス指数

新興市場三市場の急落っぷりが判るというものです。

こういった大幅な下落相場だと、新興市場をメインに現物の買いだけで勝負しても勝てる可能性は非常に薄くなります。ならば、個人投資家はどうするか? 代案を考えてみました。

1・株を全部売り払い現金化する。

2・買い注文と信用取引空売り注文を混ぜる

3・空売りだけで勝負

4・買い注文と日経225miniの売りを混ぜる

5・IPOの抽選だけに資金を取っておく

1・・・株を全部売り払って現金化し、底値が来るまでひたすら待ちます。休むも相場というやつですね。ただし、底値を見極めるのは難しい。

2・・・買い注文に100万円使ったとしたら、空売りにも100万円ほど使うやり方です。相場全体の値動きの影響を緩和しつつ、株式投資を楽しむスタンス。

3・・・信用取引の空売りだけで勝負。空売りだけで勝負すると、下降相場のときには勝ちやすくなります。しかし、ここまで市場全体の株価が下がると、売りだけで勝負するのも危険性があります。

4・・・「2」に似てますが、日経225miniの売りは信用取引の売りに比べて手数料が安く、金利がかからないのが魅力です。ただ、日経225miniはやり方によっては10倍以上のレバレッジを効かせることも可能なため、リスク管理がしっかりできる人向けになります。

5・・・株を全部売り払って、ひたすら新規上場銘柄の抽選に応募しまくります。宝くじ感覚になります。ただ、IPOの抽選に応募することは宝くじと違ってコストがかかりません。抽選参加は無料ですから。

地道に証券会社の口座をたくさん作って、多くの抽選に参加する努力と根気がIPOを当てるのに必要なことです。

イートレード証券はIPOになかなか当たらないようです。コンピューターによる無作為抽選を行っている下記の証券会社の口座は作っておいた方がいいと思います。

マネックス証券

松井証券

auカブコム証券(旧カブドットコム証券)

オリックス証券

あと、IPOの抽選に参加するための資金が不要なジェット証券の口座も作っておいた方がいいと思います。ただ、これだけ地合が悪いと、今後、IPOで公募価格割れを起こす銘柄も出てくるかもしれません。

あと、下落相場でもトレードを楽しむ方法としては、日経225オプション取引で、プットの買いをやることでしょうか。オプション取引は、日経225先物取引より仕組みを理解するのに時間がかかるのが難点ですが。

下降相場のときには、現物取引だけだと苦しいものです。このページの内容が、参考になれば幸いです。

記事下

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  • マネックス証券・・・IPOが単純明快な公平抽選ですから、新規公開株申し込み口座として活用すべきです。また米国株取引サービスに強みがあります。

  • auカブコム証券・・・IPOがシステム抽選で全てのユーザーに公平なチャンスがあります。また一般信用取引の売建可能銘柄の数が豊富なので、株主優待銘柄をつなぎ売りに使える証券会社です。

 

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※情報の内容に関しては正確性を期していますが、情報が古くなっている場合がありますので、各証券会社のウェブサイトで確認をお願いいたします。掲載している情報に誤りがあった場合、ご指摘いただけると幸いです。

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