松井証券が今年、正式リリースするネットストック・ハイスピードという個人投資家向けのトレーディングツールがあります。
3月現在、ネットストックハイスピードのトライアル版が使用可能なので、使ってみました。以下、私の感想(ファーストインプレッション)です。
■結論:そこそこの出来栄え。無料なのでサブトレーディングツールとして使おう。
■長所
1・ブラウザに組み込まれておらず、独立して動くソフトなので動作がきびきびしている。
2・画面の切り替えが簡単。
3・日経平均などの主要指標がコンパクトにまとまっている画面があるのはよい。
4・使用料は無料。
■短所
1・ウインドウの画面を自由に拡大・縮小できない(リサイズ機能に乏しい)
ウインドウを縦に伸ばしたり縮めたりできるが、横の伸び縮みができないウインドウがある。
2・株式市場に関するニュース配信の内容が充実していない
■備考:筆者のトレード環境
ノートパソコン:HP製nx4800 (セレロンM 1.40GHz メモリー768MB)
通信回線:YAHOO!BB ADSL8M
私のメイントレーディングツールは楽天証券のマーケットスピードなのですが、松井証券のネットストックハイスピードはサブトレーディングツールになりそうです。
ネットストックハイスピードはそれなりに使えそうなソフトではありますが、どうもウインドウの大きさを自由に指定できないところに違和感を感じました。
楽天証券のマーケットスピードはウインドウの大きさを自由に変えられるのですが、私がマーケットスピードに慣れ過ぎているので、違和感を感じるのかもしれません。
あと、ネットストックハイスピードはニュース配信の内容が貧弱に思います。マーケットスピードは、ロイターや株式新聞の最新情報がどんどん配信されてくるのですが、ネットストックハイスピードのニュースの内容はロイターなどの情報に比べ見劣りがします。
しかし、松井証券のネットストックハイスピードは利用料が無料なのは歓迎です。
楽天証券のマーケットスピードは、株取引などを行っていないと、ただでは使わせてもらえません(簡単な条件を満たせば無料にはなるのですが)。
その点、松井証券の場合は株取引を行わなくても、とりあえずネットストックハイスピードをフリーで使えます。個人投資家にとってありがたいでしょう。
当面、私はネットストックハイスピードをサブで使っていくつもりですが、この記事で述べた「短所」が解消されればメインに格上げするかもしれません。ネットストックハイスピードはまだトライアル版ですから、正式版では短所がなくなっていることを期待したいと思います。