今年の2月に当サイトで「東証、TOPIX先物取引でシステム障害発生」という記事を配信しましたが、本日、またTOPIX先物取引でシステム障害が起こりました。
以下、日経新聞のウェブサイトからの抜粋です。
東京証券取引所は22日、派生商品システムで障害が発生したことを受けて会見を開いた。鈴木義伯常務は障害が発生した背景を「性能を改善するため、(売買の注文状態を表す)板に関するシステムを補強したが、一部に不具合があった」と説明。具体的には「89銘柄を超えた問い合わせがあった場合、システムが停止してしまう」ことを明らかにした。板のデータを蓄える容量の上限を2万銘柄とするところを88銘柄に設定していたことが原因だという。
新システムを納入したのは富士通。今後の対応について鈴木常務は「実損が出れば損害賠償なども検討する」と述べた。
同日、システム障害が発生した影響で、東証株価指数(TOPIX)先物や国債先物取引など派生商品の取引は9時21分から一時停止され、13時45分から再開された。〔NQN〕(16:25)
2月に当サイトで配信した記事でも書きましたが、東証の証券取引システムと先物取引システムは富士通が開発しています。
どうも富士通製の証券や先物取引所向けシステムは安定していません。個人的には、東証の取引システムは日立に発注するべきだったと思っています。
ただ、市場も東証のトラブルに慣れっこになってしまったようで、トラブルが起こっても富士通の株価には影響が出ませんでした。今日の富士通の株価は前日比+23円 (+2.99%)の終値791円となっています。