なぜ信用取引の空売りをするのか?
それは私が株式投資愛好家だからです。
私は株取引が大好きなので、年がら年中、株を保有してないと気がすみません。
なにもポジションを持ってないと、つまらないんです。
この性格ですが、現物取引だけやってると、日経平均が急落していく局面ではえらいことになります。
相場全体が下がるときは、保有している銘柄もつられて下がるのが普通ですから。
日経平均が急上昇して過熱感があるときに、現物株をいったん全部売却できればリスクを減らすことができます。
株式投資の格言に「休むも相場」というものがありますが、これを実行できればいいわけです。
※「休むも相場」=「年中、株式売買を繰り返していると、客観的に全体の相場が見えなくなりがちで、大きな落とし穴にはまることがあるので、冷静に相場を見つめるように」という戒めの金言。
私は、相場を休んでしまうと、楽しみがなくなってしまうので、空売りを始めることにしました。
2004年2月のことです。
相場全体に過熱感があるときに現物株を売る代わりに、空売りをすることにしたのです。
例えば、相場全体に過熱感があるとき、「A株=1株100万円」を保有していたとします。
■通常の場合
A株を売却して現金100万円にします。するとノーリスクになります。
■私の場合
A株を持ちつつ、他のB株を100万円分カラ売りします。
すると、「A株」と「B株」が金額的に拮抗した状態になります。
このとき、相場全体が大きな下落に見舞われたとします。
A株が10万円下がりました。B株も10万円下がりました。
A株では10万円損をしていますが、B株では10万円得をしているので、トータルでプラスマイナス0になりました。株取引きも休まずに済んで、めでたしめでたし。というわけです。
まあ、一種のリスクヘッジのために、空売りをやってるわけですね。
みなさんどうでしょう、これを読んで空売りに興味を持ちましたか。
空売りをするには、信用取引口座を開設しないといけません。
信用取引はトレーダーの性格によっては非常に危険です。
この危険性については、また後日お話しましょう。