フジサンケイ・ビジネスアイの報道によると、SBIイー・トレード証券が今後、数年内に全都道府県に1カ所以上の店舗を開設する方針ということです。以下、フジサンケイ・ビジネスアイの記事からの抜粋です。
SBIイー・トレード証券 全都道府県に店舗 ネットと融合、顧客開拓
ネット証券大手のSBIイー・トレード証券は、国内の店舗網を大幅に拡充する。今後、数年内に全都道府県に1カ所以上の拠点を開設し、現在の27店から2倍近くに増やす方針だ。営業員が対応する従来型の対面店舗のほか、ネット取引ができるパソコン設置店舗や電話で対応するコールセンター店舗など地域や顧客の特性に応じた業態を展開し、ネットだけでは取り込めなかった幅広い顧客を開拓するのが狙い・・・
対面取引の証券会社がネット取引を導入するのはよくある話です。しかし、ネット証券が店舗の取引に手を出すのは珍しい例です。
ただ、SBIイートレード証券は店舗営業に投資する資金があるならば、FXの手数料を値下げした方が顧客が増加するのではと個人的には思います。
最近、個人投資家のFX取引への参入の数が急増しています。例えば、ひまわり証券の2008年2月度ですが、FX口座の数が4483増えました。
同月のカブッドコム証券の証券口座の増加数は4,730で、ひまわり証券のFXの口座増加数と大差ない数字になっています。2年前までは、大手ネット証券の口座純増数に、FX会社の口座純増数が並ぶなど想像できませんでした。
今後は、証券会社であってもFX取引に力をいれることが、顧客獲得数を伸ばす上で重要になってくると思われます。