12月8日に起こったみずほ証券によるジェイコム株の誤発注問題ですが、読売新聞から続報が出ましたので紹介します。
株誤発注、8日最高値に上乗せで決済へ
みずほ証券が8日に起こした人材サービス業、ジェイコム株の大規模な誤発注問題で、東京証券取引所と日本証券クリアリング機構は10日、誤発注に応じた買い手の投資家に対し、8日の最高値77万2000円に一定額を上乗せした現金を支払って取引を決済する方針を決めた。
~中略~
支払額は、8日の最高値の77万2000円を最低限とする方向で、同社株が売買停止となった9日の高値への値幅制限分10万円を上乗せする案が検討されている。仮に取引されていれば同社の株価は値幅制限の上限(ストップ高)まで上昇した可能性があるためだ。
東証は、市場の混乱を回避するため、ジェイコム株の売買停止措置を12日も続ける方向だ。その場合、同日の上昇分も考慮しなければならないため、9、12日の両日分として20万円を加算する案などもあり、最終的な上乗せ額を詰める。
(2005年12月11日3時4分 読売新聞)
今のところ、ジェイコムの8日の株価772000円に10万円か20万円を加算する方向で検討されているようです。これくらいだったら、みずほフィナンシャルグループの財務からしてみれば許容範囲内ですね。
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