松井証券は2006年7月にPTS(私設取引市場)を開設することを発表していました。そのPTSは当初、夜間取引市場として使われるはずだったのでした。
しかし、2007年1月20日、松井証券はPTSを東京証券取引所と同じ時間帯(午前9時―午後3時、昼休み含む)に開くと発表。方針を変更しました。
本日、松井証券が、そのPTSの取引開始予定日について発表しました。2008年5月12日から取引開始予定です。
松井証券のPTSでは、株の即時決済ができるという特徴があります。即時決済取引とは、約定と株券の受渡が即時に行われる取引です。
取引所の普通取引では、株取引の約定から株券の受け渡しまで最短でも3日間のタイムラグがあります。松井証券のPTSではこのタイムラグがありません。
松井証券のPTSでは即時決済取引により投資家が株式の売却を行った場合、売却代金は即時に受け渡されるので、例えば日計り取引の売却代金を同日中に同一銘柄の買付代金に充てることも可能です。
取引所の普通取引では現物株の取引における差金決済が禁止されているので、デイトレードの売却代金を同日中に同一銘柄の買付代金に充てることはできません。
松井証券のPTSでは、デイトレードをしても差金決済にならないので、デイトレードの売却代金を同日中に同一銘柄の買付代金に充てることが可能というわけです。
以下、松井証券ウェブサイトのPDFからの抜粋です。
平成20年4月18日
各 位
東京都千代田区麹町一丁目4番地
松井証券株式会社代表取締役社長 松井 道夫
(東京証券取引所第一部:8628)私設取引システム運営業務の認可取得について
〜PTS(私設取引システム)開設による即時決済取引の取扱い開始〜
松井証券(以下「当社」)は、平成20年4月18日(金)、内閣総理大臣から「私設取引システム運営業務の認可」(以下「認可」)を取得いたしましたので、お知らせいたします。
当社では、先般より、PTSを利用した即時決済取引の実現に向けて取組んで参りました。この度、本件に係る認可を取得いたしましたので、平成20年5月12日(月)より取り扱いを開始する予定です。なお、口座開設の受付については平成20年4月25日(金)より開始いたします。
即時決済取引とは、取引所の普通取引で最短でも3日間のタイムラグがあった約定と受渡が即時に行われる取引です。
即時決済取引により投資家が株式の売却を行った場合、売却代金は即時に受け渡されるので、例えば日計り取引の売却代金を同日中に同一銘柄の買付代金に充てることも可能です。
即時決済取引の導入は、アクティブに取引するお客さまにとって、利便性を高めると同時に資金効率を飛躍的に向上させるものと考えます。
松井証券は、今後も個人投資家の利益に資するサービスの拡充に努めてまいります。
【 即時決済取引概要 】(関連資料欄に表形式の概要あり)
日 程:口座開設受付:平成20年4月25日(金)
取引開始予定:平成20年5月12日(月)受 渡:即時(約定後、即時に行う)
価格決定方法:市場価格売買方式1
手数料(税込):1日の即時決済取引に係る約定代金の合計が100万円まで1,050円、
以後100万円増えるごとに1,050円加算取引時間:日中(取引所の取引時間に準じる)
取扱銘柄:東証一部上場銘柄、東証上場ETF・REIT2
取引の種類:現物取引
参加者:松井証券に口座を保有している顧客
*1:取引所の時価で買いと売りの注文を随時成立させる価格決定方法(「ミラー方式」のクロッシング)。
*2:外国銘柄を除く。
*注意事項などは関連資料をご参照ください。
【 お客様からのお問い合わせ先 】
口座開設サポート(平日08:30〜17:00)
0120−021−906 (03−5216−0617)
松井証券がPTS開設を発表してから、かなりの時間が流れました。同社がPTSの取引時間帯を昼間にすると発表した当時(2007年1月)、PTSといえばカブドットコムPTSとマネックスナイターしかありませんでした。どちらも夜間取引だけ行っていました。
しかし、今は上記のPTSに加え、ジャパンネクストPTSが私設取引市場に参入しています。そして、カブドットコムPTSは昼間まで取引時間帯を拡大しており、今後、ジャパンネクストPTSも昼間への取引時間帯を拡大する予定となっています。
松井証券単独でPTSを運営してもジャパンネクストPTSの売買代金を上回るのは難しい状況です。松井証券がPTSを成功させたければ、他社を巻き込む必要があるでしょう。といっても、その相手は大手ネット証券会社ではジョインベスト証券くらいしか残っていないわけですが・・・。
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ジャパンネクストPTS、カブドットコムPTS、マネックスナイターの比較
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