auカブコム証券(旧カブドットコム証券)が2017年9月上旬に、投資信託の信託報酬実額をシミュレーションできるツールの提供を開始すると発表しました。
以下、auカブコム証券(旧カブドットコム証券)のウェブサイトからの抜粋です。
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投信ビジネスのRPA化に取組む「ロボット投信」と協働し、 信託報酬実額シミュレーションツールを提供
~投資信託の“コストの見える化”を実現することでフィデューシャリー・デューティーの高度化を推進~
2017年7月28日
auカブコム証券(旧カブドットコム証券)株式会社は、2017年9月上旬(予定)より、国内の金融機関では初めて(※当社調べ)となる、投資信託の信託報酬実額をシミュレーションできるツールの提供を開始いたします。
当社においては、投資信託のコスト透明化の一環として、2016年12月より信託報酬控除前トータルリターンの開示を行ってきましたが、この度、“金融の「読む、書く、話す」を自動化する”をミッションとするロボット投信株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:野口哲、以下「ロボット投信」)と協働し、パーセンテージではなく実額で示すことで、より実態に合った取引コストを明示いたします。
~~中略~~
信託報酬実額シミュレーションツールについて
投資信託の価格変動と信託報酬率から、簡略的に信託報酬額を算出するシミュレーションツールです。 シミュレーションにおいては、一定条件のもとに仮想ファンドを生成し、この仮想ファンドに対して、初期の投資金額および保有期間を選択することで、損益と信託報酬額を算出します。
仮想ファンドは、当社にて取扱い本数が多いカテゴリーをピックアップし、「信託報酬等が低い順」、「過去6か月のリターンが高い順」などの基準を用いて抽出したファンドの過去のパフォーマンスを参考に、ロボット投信が作成しています。簡略的な計算方法のため、あくまでも概算金額となります。実際の数値とは異なることにご留意ください。
~~中略~~
分配金の複利効果による影響を可視化
毎月分配型の投資信託は、決算の都度分配金が還元されるため純資産残高が目減りします。 長期の資産形成を考える上では、得た利益を再投資し、増加した投資元本が利益を生む “複利効果”が重要となります。いわゆる利息が利息を生む、投資信託の運用では保有口数が増えることにより運用資産が増え、それが繰り返されることにより資産が雪だるま式に増える原理です。例えば、100万円を5%の利回りで運用した場合、運用資産は約15年で倍になる計算ですが、単利で運用する場合には、同じ5%でも運用資産が倍になるまでに約20年の年月がかかります。
一部の投資信託では、定期的な分配金を重視するため投資元本の一部を払い戻す動きもありますが、目先の分配金に惑わされず長期的な観点で資産形成を行っていただけるよう、当社では、分配金の複利効果による影響を可視化するため、分配金と運用パフォーマンスの関係を示す「分配金シミュレーションツール」のご提供も予定しております。
~~以上、auカブコム証券(旧カブドットコム証券)のウェブサイトからの抜粋~~
また、実際に信託報酬実額をシミュレーションできるツールが稼働しているわけではないので、ツールの詳細はわかりませんが、投信の信託報酬を「パーセンテージではなく実額で示す」ことを目標にしている点は、興味深い。
実際にツールがリリースされたら使用してみようと思っています。
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