日本取引所グループ傘下の東京証券取引所が、株価の刻み幅(呼値)を縮小するスケジュールを発表しました。
2014年7月には現在1円の最小単位が「10銭」「50銭」に変わる銘柄が出てくるなど、2年後までに3段階に分けて実施されます。
東証1部上場で時価総額が大きく売買が活発な「TOPIX100」という100銘柄で実施される予定です。
- CEO定例会見 呼値の単位の段階的な適正化について【PDF】 – 日本取引所グループのウェブサイト
「株価の刻み幅縮小」の詳細は、上記リンク先の文書の2ページ~5ページに載っています。
まず2014年1月からの第1段階では、TOPIX100のうち、1株3000円超の銘柄について、株価の刻みが縮小されます。例えば3000円超~5000円以下の銘柄は現在は5円刻みで動きますが、これが1円刻みになります。
2014年7月からの第2段階では、株価が1000円以下の銘柄について10銭単位、1000円超~5000円以下の銘柄について50銭単位で取引されるようになります。
そして、2015年半ばからの第3段階で、最終的に刻み幅を縮小する銘柄が決まる予定となっています。
以下、参考記事です。ブルームバーグの記事にリンクを張っておきます。
東証:呼値単位の適正化を来年1月から3段階で実施へ、1円以下発生
5月14日(ブルームバーグ):東京証券取引所は投資家の利便性を向上させる観点から、来年1月から3段階に分けて株式取引での呼値の単位を縮小する。日本取引所グループ の斉藤惇最高経営責任者(CEO)が14日午後の定例会見で明らかにした。
斉藤氏によると、適正化は全て流動性の高いTOPIX100 指数の構成銘柄が対象で、来年1月からのフェーズ1では3000円超の銘柄の各段階での呼値が縮小する。例えば、3000円超-5000円以下は現行5円が1円に、5000円超-1万円以下は10円が1円に、1万円超-3万円以下は10円が5円にそれぞれ変わ・・・
更新日時: 2013/05/14 17:07 JST
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