11月22日、ゲームソフト中堅のテクモ(株) 【東証1部:9650】の株価が前日比+139 (+10.30%)の終値1,488円と急騰しました。
CLSAアジアパシフィックマーケッツが「忍者外伝ドラゴンソード」の発売と、魅力的な株価バリュエーションを考慮して、レーティングを「Outperform」→「Buy」に引き上げたことが買い手掛かり材料となりました。
CLSAでは目標株価1800円としています。今期営業利益は、会社計画の21億円に対して24.8億円、前期比倍増を予想。さらに、来年度の営業利益は35.9億円、同44%増と高成長継続を見込んでいます。
テクモはスクウェア・エニックスやカプコンなどに比べれば地味なメーカーですが、実はヒット作を持っています。「Ninja GAIDEN Σ (ニンジャ ガイデン シグマ)」というPS3用のゲームは国内ではさほど話題になっていませんが、全世界では60万本近いヒットになっています。
ゲームソフト会社の株価を予想する上で、欧州や米国での売上本数を見ておかなければならない時代になりました。
欧州や米国でのゲームソフト売上ランキングについて興味がある方は、下記リンク先をご覧下さい。
▼小話
CLSA – Asia-Pacific Markets・・・カリヨン系列の証券会社。CLSAはCredit Lyonnais Securities Asiaの略。2007年2月、アナリストレポートでソフトバンクが不適切な会計処理を行っている可能性があると指摘したことがある。ソフトバンクがCLSAを訴えようと準備していたが、2007年5月CLSAがソフトバンクに謝罪したため、ソフトバンクが法的措置を取りやめた。