SBI証券、HYPER先物コースを新設 【約半分の証拠金で取引可能】

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SBI証券が、2015年10月3日から、HYPER先物という新種の日経225先物取引サービスを開始する予定だと発表しました。

HYPER先物では、建玉の返済期限が1セッションに限定される代わりに、通常の日経225先物取引の約50%の証拠金で建玉を建てることができます。

日経225先物取引における1セッションとは、日中取引やナイトセッション(夜間取引)のことです。

例えば、日中取引時間中の13時に玉を建てたとして、その建玉を反対売買せずに放っておくと、通常の日経225先物取引ではナイトセッションにその玉が持ち越されます。しかし、HYPER先物で建玉を放っておくと、日中取引の締めの時間である15時15分に自動的に反対売買が行われ精算されます。

それと同じように、ナイトセッションにおいても、HYPER先物では、建てた玉を放置していると、ナイトセッションの締めの時間である午前3時に、建玉は自動決済されます。

このように、建玉の持ち越しができないという制約がありますが、その代わり少ない証拠金で建玉を建てることができるのがHYPER先物です。

少ない証拠金で建玉を建てることができるので、通常より高いレバレッジでの取引が可能です。

以下、SBI証券における「通常の日経225先物取引」と「HYPER先物」の主な違いを、比較表でまとめてみました。

通常の日経225先物取引 HYPER先物
必要証拠金

SPAN証拠金額×120%

(2015年9月18日時点)

SPAN証拠金額×50%~
返済期限 SQ算出日まで 新規建を行ったセッションの終了時間まで
建玉の上限
普通
多い
ロスカット機能※
なし
あり
取引手数料

取引手数料は通常の日経225先物取引もHYPER先物も同じ

(SBI証券のコールセンターの方に確認済み)

※ロスカット機能については、下記のSBI証券による解説文をご覧ください。以下、SBI証券のウェブサイトからの抜粋です。

~~~

■ロスカット機能とは

 HYPER先物をご選択中なら、証拠金に対して損失が一定の割合を上回ったとき、さらなる損失を防ぐため、自動的に決済を行う「ロスカット」機能が働きます。

当社のロスカット機能とは、お客さまの余力状況を一定間隔で審査し、別途算出するロスカット判定証拠金からロスカット基準額を差し引いたロスカット判定余力がマイナスとなった場合に自動的にロスカットを実施する機能です。

ロスカット基準額は、建玉、および発注済の注文分を加味したSPAN証拠金にロスカット率(30%~80%で設定可能)を掛け合わせて算出されます。

~~以上、SBI証券のウェブサイトからの抜粋~~

なお、このHYPER先物の類似サービスとしては、松井証券一日先物取引があります。といいますか、松井証券の一日先物取引の方が先駆者です。

また、岡三オンラインが2015年10月3日からアクティブ先物取引コースという、HYPER先物と似たようなサービスを開始する予定です。

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