松井証券が2月中旬を目処に逆指値サービスを開始すると発表しました。以下、松井証券ウェブサイトのPDFからの抜粋です。
松井証券、2月中旬メドに逆指値サービスを開始
逆指値の導入について
~現物・信用・先物・オプション取引に対応~松井証券は、平成19年2月中旬を目処に逆指値サービスを開始することを決定しましたので、お知らせいたします。
当サービスについては、以前よりお客様から要望を頂いていましたが、オンライン取引が急激に増加する中で、売買システムの安定を優先させてまいりました。この度、継続的に行ってきたシステム増強により、そのキャパシティは、当サービス開始時点で2006年1月末比4倍以上となります。これを受け、導入に十分な安定性を確保したと判断いたしました。
【導入機能】
導入する機能は下記の通りです。なお、携帯電話からの取引においても利用可能です。(1)逆指値
機能:「株価が上昇し、指定した価格以上になったら買注文を発注」、「株価が下落し、指定した値段以下になったら売注文を発注」する注文形態
効果:損失の拡大を防ぐ
トレンドを確認した上で発注することで、利益の機会を逃さない等(2)追跡指値
機能:「既に発注済の通常注文の指値を、株価が指定した価格まで上昇(下落)したら訂正」する注文形態
効果:一定の利益を確保した上で、利益の拡大を図る等※ 逆指値・追跡指値ともに、指値/成行の選択が可能です。
※ 開始当初においては、ネットストック・ハイスピード、およびハイスピードαには対応しません。【対象商品】
国内株式の現物・信用取引
日経225 先物・オプション取引なお、当サービス開始を記念し、キャンペーン実施を予定しております。詳細については、決定次第、当社WEB サイト上にてお知らせいたします。
松井証券は、今後も個人投資家の利益に資するサービスの拡充に努めてまいります。以上
開始当初においては、ネットストックハイスピードとハイスピードαに対応しないというのは少し残念ですね。
なお、今回、松井証券が逆指値の導入を発表したことにより、ネット証券大手5社(SBIイー・トレード証券、楽天証券、松井証券、マネックス証券、auカブコム証券(旧カブドットコム証券))の全てで2月以降逆指値が使えるようになります。
こうなってくると、今まで逆指値をウリにしてきた楽天、マネックス、カブドットコムの優位性が相対的に弱まる思われます。
ただ、マネックスやカブドットコムは逆指値以外にも多彩な発注方法を取り揃えています。カブドットコムは本日、「トレーリングストップ注文」という新しい発注方法を導入しており、他社との差別化を図っていることが伺えます。