証券税制 [読み:しょうけんぜいせい]
祐作:先輩、証券税制ってどんなもんですか?
兜:ふむ、証券税制とは株取引に関する税制(税金)のことだな。証券税制には、株で儲かった売却益にかかる「キャピタルゲイン課税」と、配当金にかかる「配当課税」があるな。
祐作:キャピタルゲイン課税とはどんなものでしょう?
兜:株で儲けた利益にかかる税金のことだな。キャピタルゲイン課税は、原則として売却益の20%(所得税15%+住民税5%)。ただし、2008年12月まで、特例として10%(所得税7%+住民税3%)となる優遇措置がとられている。
祐作:キャピタルゲイン課税による税金はどうやって納めるんですか?
兜:一般口座と特定口座によって納め方が違うんだ。以下の3パターンがある。
▼一般口座の場合
▼特定口座(源泉徴収なし)
▼特定口座(源泉徴収あり)
祐作:一般口座も特定口座も一長一短ですね。
兜:そうだな。だから、自分の株取引に適した口座を選ぶことが重要だ。ちなみに、サラリーマンで会社に株で儲けてることがばれないようにしたい人は、特定口座(源泉徴収あり)ありにした方がいい。
祐作:わかりました。それでは、配当課税の方はどうでしょうか?
兜:配当課税は10%が源泉徴収される。確定申告をすることによって税金の控除や還付が受けられる場合もあるぞ。収入が少ない場合は確定申告した方が得するケースがあるってことだな。