2006年10月24日から携帯電話の「番号ポータビリティー制度」が開始されます。番号ポータビリティー制度が開始されると、携帯電話ユーザーは電話番号を変えずに自由に携帯電話会社を変更できるようになります。
そこで、番号ポータビリティー関連銘柄をピックアップしてみました。
普通に考えると、「NTTドコモ」、「au事業を展開するKDDI」、「ボーダフォンを買収したソフトバンク」が思い浮かぶかもしれません。
しかし、番号ポータビリティー制度は、携帯電話の顧客獲得競争が激しくなりますので、携帯電話事業者にとって苦しい制度です。
今年、携帯電話事業者は他社からの乗り換えユーザーを獲得するために、携帯電話の販売代理店に報奨金(インセンティブ)を例年より多く払わなければならないでしょう。
そこで、番号ポータビリティー制度導入で恩恵を受けると思われる「携帯電話販売に関係した会社」を「番号ポータビリティー関連銘柄」としてピックアップしました。
■以下、番号ポータビリティー制度関連銘柄
ピーアンドピー・・・店頭販売支援を受託、携帯電話・デジタル・家電製品に強み、M&Aで流通業向けにも参入
ジェイコム・・・携帯電話・情報通信の営業支援・販売促進業務アウトソーシング会社。関西地盤。
アルファグループ・・・携帯電話・端末販売主柱、コクヨ通販顧客開拓・仲介に加え、人材派遣業の3本柱へ
京王ズ・・・ソフトバンクモバイル主力の携帯電話販売から、コールセンター事業、和食などの飲食事業に業容を拡大
テレパーク・・・三井物産系の携帯電話販売会社で業界大手。特定の電話会社・販路にとらわれないのが強み
バックスグループ・・・携帯電話、デジタル家電・回線等の営業支援・販売促進業務アウトソーシング会社。
光通信・・・中小企業向け事務機器・通信回線販売が主力、携帯電話の販売でも大手。保険販売も強化中
ビーアイジーグループ・・・携帯電話の販売代理業が主力。M&Aや未上場企業投資などの新事業育成に注力
ベルパーク・・・ソフトバンクフォン専売の携帯電話販売代理店、関東が地盤だが、東海地方へも進出、人材事業も
トーシン・・・東海地盤の携帯電話販売代理店業、au、ソフトバンクフォンが主力。不動産・飲食事業も
エスケーアイ・・・独立系の携帯電話販売代理店業で直営店主体。東海地区地盤。携帯電話向けメール配信も展開