「クローズアップ株式」2005年の重大ニュース
■第2位:耐震強度偽装問題
あまりに問題が拡大しすぎて一口に語ることが難しい。最初は姉歯建築士、マンションデベロッパー、木村建設くらいの問題かと思われたが、内河氏率いる総研がクローズアップされたことにより建築業界全体に問題が波及する可能性も出てきた。コストカットを究極まで追い詰めた末に巻き起こった事件でありデフレの象徴ともいえる。この事件に懲りた消費者が品質の高い物には、それなりのコストがかかると気づけば新のインフレ転換が近いと言えよう。
個人的な感想としては、建築業界の闇は根深いなと思い、不動産関係に投資をしなかったことが悔やまれる。11月半ばくらいまで投資の機会をうかがっていた銘柄にダヴィンチ・アドバイザーズがあるんですが、「この業界はダメだな。投資はやめておこう」と思っているうちに、とんでもない株価になってました。