12月8日、オリコンの株価が前日比+10,000 (+10.99%)の終値101,000円と上昇しました。ストップ高です。
8日に大証金が「7日申し込み現在のオリコン株の品貸料(逆日歩)が1株当たり3000円」と発表したからです。
空売りをした売り玉を12月7日から8日にかけて持ち越した投資家は1株あたり3000円の出費となります。こんな逆日歩をつけられたら売り方(空売りをしている人)は、返済買いをせざるをえませんよね。逆日歩のせいで売り方が踏み上げられる「踏み上げ相場」というやつです。
これほど高額の逆日歩がついたのをみたのは、昨年の阪神電鉄株以来です。あのときは村上ファンドによる阪神電鉄株への介入のせいで殺人的な逆日歩がつきました。
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ただ、高額な逆日歩がつくと空売りを諦めて返済買いをする個人投資家が増えるので売り玉が減っていきます。そして、売り玉が減っていけば、いつか逆日歩はなくなります。逆日歩がなくなってからが買い方と売り方の本当の勝負ですね。
ちなみに、逆日歩の情報を早いタイミングで取得できる証券会社は、マネックス証券、auカブコム証券(旧カブドットコム証券)、松井証券の3社です。
この3社はQUICK社から情報提供を受けているので、大阪証券取引所の逆日歩発表ページより早いタイミングで逆日歩を知ることができます。
私が主要証券会社5社の逆日歩発表のタイミングを調べたところ、下記のような順番になりました。
1番早い:上記の3社
↓
2番:大阪証券取引所の逆日歩発表ページ
↓
3番:SBIイー・トレード証券のHYPER E*TRADE
↓
4番:楽天証券
イートレード証券や楽天証券の口座しか持っていないデイトレーダーの方は、マネックス証券などの口座を作っておいた方がよいかもしれません。
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2006年12月11日 オリコンの株価が急上昇 3000円の逆日歩継続で踏み上げ