以前、当サイトで「GMOクリックと大和証券が業務提携を検討 資本参加も」
という記事を配信したことがあります。
「GMOクリック証券の親会社であるGMOクリックホールディングスが大和証券グループ本社と業務提携を検討している」という旨の記事でした。
また、2016年2月に、当サイトで「GMOクリック証券、2016年10月下旬に貸株サービスを開始予定」という記事を配信したことがあります。
さて、これらの記事に関連する続報が2016年4月26日に配信されました。GMOクリックホールディングスと大和証券グループ本社が業務提携に関して基本合意書を結んだと発表しました。
両社は今後、動画コンテンツを共同で開発するほか、インターネットを活用したマーケティングでのノウハウを共有します。また、株券の貸借取引においても連携します。
以下、2016年4月26日のGMOクリックホールディングスと大和証券グループ本社による共同発表からの抜粋です。
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平成28年4月26日
報道関係各位
株式会社大和証券グループ本社
GMOクリックホールディングス株式会社
大和証券グループ本社及び大和証券とGMOクリックホールディングス及びGMOクリック証券との業務提携に関する基本合意書締結について【PDF】
株式会社大和証券グループ本社(以下、大和証券グループ本社)及び同社子会社の大和証券株式会社(以下、大和証券、二社合わせて大和証券グループ)とGMOクリックホールディングス株式会社(以下、GMOクリックHD)及び同社子会社のGMOクリック証券株式会社(以下、GMOクリック証券、二社合わせてGMOクリックグループ)は、業務提携に関する基本合意書を締結いたしました。
~~中略~~
2. 業務提携の内容
この度、大和証券グループとGMOクリックグループは、動画等のコンテンツ共有及び共同開発、ウェブマーケティングのノウハウ共有、株券貸借取引の分野での提携に向けた基本合意書を締結いたしました。
引き続き、大和証券グループの持つ強靭な経営基盤や総合証券グループとして培ってきた証券ビジネスのノウハウと、GMOクリックグループが持つシステムの自社開発力や高いマーケティング力を組み合わせることで、お客様に選ばれる先進的な金融サービスの提供に向けて協力体制を構築してまいります。
~~以上、共同発表文からの抜粋~~
さて、GMOクリック証券が 2016年10月下旬から個人投資家向けに貸株サービスを開始する予定です。
貸株サービスとは、個人投資家がGMOクリック証券で保有している現物株式をGMOクリック証券に貸出し、GMOクリック証券が貸株料をユーザーに支払うサービスです。個人投資家は貸株サービスを利用することで、貸株料として現金がもらえるというメリットを得ます。
GMOクリック証券がこの貸株サービスを始めると、GMOクリック証券は個人投資家に貸株料を払わないといけません。そこで終わったら儲かりませんよね。
では、どうやって儲けるかというと、個人投資家から借りた株を、さらに他の会社に貸してお金をもらうことで利益を出すわけです。
GMOクリック証券とその親会社のGMOクリックホールディングスは最近、大和証券グループを結びつきを強めています。個人投資家から借りた株を大和証券に貸して儲けられる目処が立ったため、「2016年10月下旬から貸株サービスを開始する」と発表できたのでしょう。
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