KDDIの株価が急落、家族間の通話無料化で価格競争激化の懸念

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2月22日、auを運営するKDDI【東証1部:9433】の株価が前日比-73,000 (-10.10%)の終値650,000円と急落しました。

2月21日に同社がauの携帯電話において、家族間通話を24時間無料にするサービスの提供について発表を行ったからです。3月31日から「家族割」と「誰でも割」を併用すれば、家族への通話が24時間無料になります。

KDDIが家族間通話24時間無料について発表したことで、携帯電話業界での競争激化懸念が広がり、今日はNTTドコモとソフトバンクの株価も下落しました。ドコモの株価は前日比-8,000 (-4.82%)の終値158,000円、ソフトバンクは前日比-45 (-2.00%)の終値2,210円となっています。

また、本日、ソフトバンクが「ホワイトプラン」の法人向け割引サービスとして、社員間の音声通話を24時間無料とする「ホワイト法人24」を発表しました。「ホワイト法人24」は同一法人名義でホワイトプランを契約した携帯電話同士の通話料が24時間無料になる割引サービスです。

2006年10月にソフトバンクが移動通信業界に参入してから、業界内の価格競争は明らかに激しさを増しています。消費者はその恩恵を受けていますが、移動通信会社の株を保有している株主にとっては辛い状況です。

▼関連リンク

「家族割」と「誰でも割」の併用で、家族への国内通話が24時間無料に・・・KDDIウェブサイト

「ホワイトプラン」社員間通話も24時間無料に・・・ソフトバンクのウェブサイト

記事下

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