4月10日、オークションサイト・ビッダーズの運営で有名なディー・エヌ・エー 【マザーズ:2432】は2007年3月期の連結経常利益が前の期比2.4倍の46億円になったと発表しました。従来予想を8億5000万円上回ります。売上高は2.2倍の142億円です。純利益は68%増の25億円でした。
我々、株式投資をしている大人にはbiddersでお馴染みのディーネヌエーですが、若年層には携帯ゲーム・SNSの「モバゲータウン」を運営している会社といった方が馴染みがあるでしょう。
モバゲータウンは、サイトとしてはmixiに似ていますが、決定的な違いは携帯電話向けのサービスのためパソコンからは利用できない点です。また、モバゲータウン内では、対戦型やミニゲームなどの無料ゲーム、ユーザー全員が着せ替え可能なアバターなども提供されています。
モバゲータウンを知らない方は、下記のリンク先の記事を読めば概要がわかると思います。
絵文字も空気も読めません 10代がハマるSNS「モバゲータウン」を28歳(♀)が探検した・・・ITmedia
DeNAの業績上方修正の一因は、モバゲータウンが若者の間で流行っていることにあります。「モバゲータウン」の会員は2月初めからの2カ月間で約140万人増加しており、3月末で440万人に達しています。会員増に伴って閲覧数も増加し広告収入につながりました。
また、DeNAは、好業績を受けて期末に520円の配当を実施します。年間配当も520円で1999年の会社設立以来初の配当実施です。
DeNAの上方修正はITmediaを日頃から読んでいる方なら、ある程度予想がついたかと思います。ニュースを読んでいればモバゲーの急成長ぶりがわかるので。
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