楽天証券、取引手数料無料の「楽天FX」 2008年6月リリース

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0

5月9日、楽天証券が2008年6月上旬より、外国為替証拠金取引の新サービス「楽天FX」をリリースすると発表しました。

楽天証券にはすでに「マーケットFX」というFX取引サービスがあります。「マーケットFX」の取引システムは外為どっとコム提供の取引システムを借りて運営されています。取引手数料は1万通貨あたり800円となっています。

これに対して、新サービス「楽天FX」の取引システムはマネーパートナーズの子会社のマネーパートナーズソリューションズから借りることになります。取引手数料は無料となります。

以下、楽天証券のウェブサイトからの抜粋です。

~~~~~~~~~~~~~~~

取引手数料無料の外国為替証拠金取引 「楽天FX」 2008年6月リリース(予定)

2008年6月上旬(予定)より、外国為替証拠金取引の新サービス「楽天FX」をリリースいたします。 「楽天FX」では取引手数料を無料とし、新たな通貨ペアの取扱開始、操作機能の充実などにより、快適な投資環境を提供いたします。

■楽天FXの特徴

(1)売買取引手数料を無料、スプレッド(米ドル/円)を2銭とし、お客様のコスト負担を軽減。

(2)新たな通貨ペア、「英ポンド/米ドル」「南ア ランド/円」を含む10通貨ペアが取引可能。

(3)「ストリーミング注文(※1)」「ASストリーミング注文(※2)」など豊富な注文方法。

※1 リアルタイムで提示されているレートをクリックした瞬間に売買する注文方法
※2 AS:Auto Select あらかじめお客様が設定を行うことで、新規・決済の判断を自動的に選択(オートセレクト)する注文方法

 また、これから外国為替証拠金取引を始めるお客様でも安心してお取引いただけるよう、カスタマーサービスセンターのお問い合わせ受付時間を25時まで延長し、お客様を強力にサポートします。

 楽天証券は機能強化や新たなサービスの追加により、お客様の投資の利便性を高め、他社との差別化と優位性の確保を図ってまいります。

■楽天FXとマーケットFXの比較




































  楽天FX(2008年6月リリース予定) マーケットFX(既存のサービス)
通貨ペア 米ドル/円、ユーロ/円、ユーロ/米ドル、豪ドル/円、英ポンド/円、カナダドル/円、NZドル/円、スイスフラン/円、英ポンド/米ドル(新規)、南ア ランド/円(新規) 米ドル/円、ユーロ/円、ユーロ/米ドル、豪ドル/円、英ポンド/円、カナダドル/円、NZドル/円、スイスフラン/円
スプレッド

(米ドル/円)
2銭(平常時)

※スプレッドは相場状況で変動します。
4銭~5銭(平常時)

※スプレッドは相場状況で変動します。
手数料 無料 800円/1万通貨あたり(片道)

※日計り取引:決済手数料無料
必要証拠金 1万円~5万円/1万通貨

(レバレッジ約50倍)
8万円~20万円/1万通貨

(レバレッジ約10倍)
ロスカット 証拠金維持率40%以下 保証金維持率30%未満
最大建玉 総約定金額 30億円相当 総約定金額 10億円相当

※対応チャネルは楽天FX専用ウェブ、携帯電話(iモード、EZweb、Yahoo!ケータイに対応)となります。

~~~以上、楽天証券のウェブサイトからの抜粋~~~

~~~以下、マネーパートナーズのプレスリリースからの抜粋~~~

ニッポン・ニュー・マーケット-「ヘラクレス」
平成20年5月9日

各 位

会社名 株式会社マネーパートナーズ

( コード 8732 大証ヘラクレス)

問合せ先 取締役CFO兼経営企画部長 中西 典彦
(TEL. 03-4540-3804)

外国為替証拠金取引システムのホワイトラベル提供開始に関するお知らせ
当社は、平成20年5月9日開催の取締役会において、当社と楽天証券株式会社及び当社の100%子会社である株式会社マネーパートナーズソリューションズとの間で外国為替証拠金取引の企業間接続に関するサービス基本契約書を締結し、楽天証券株式会社に対して外国為替証拠金取引システムのホワイトラベル(注)提供を行うことを決議いたしましたので、お知らせいたします。

(注)ホワイトラベルとは、ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダー)サービスやシステムの提供等により、相手先ブランドによるエンドユーザーへのサービス提供を可能とするサービスパッケージであります。

1.外国為替証拠金取引システムのホワイトラベル提供の目的
当社及び株式会社マネーパートナーズソリューションズ(以下、当社グループといいます。)は、当社グループの持つ外国為替証拠金取引システムに係る経営資源を有効活用することを、楽天証券株式会社は、ホワイトラベル提供を受けることにより同社の顧客に対してより商品性の優れた外国為替証拠金取引サービスを提供することを目的としており、それぞれ本件により収益機会の拡大を図るものであります。

2.外国為替証拠金取引システムのホワイトラベル提供の内容
(1)当社グループは、楽天証券株式会社に対して、同社が同社の顧客に対して提供する外国為替証拠金取引サービスに係る外国為替証拠金取引システムの提供及びこれに伴うサポートサービスの一切を提供します。

(2)楽天証券株式会社は、同社の顧客に対して提供する外国為替証拠金取引サービスに伴って発生するカバー取引を、当社をカバー取引先として行います。

3.楽天証券株式会社の概要
商号 楽天証券株式会社
代表者 代表取締役会長 國重 惇史
代表取締役社長 楠 雄治
本店所在地 東京都港区六本木六丁目10番1号
設立年月日 平成11年3月24日
資本金 7,400百万円
主な事業内容 証券業

当社との関係 直接の資本関係はありませんが、楽天証券株式会社の親会社である楽天証券ホールディングス株式会社の子会社である楽天ストラテジックパートナーズ株式会社は当社の主要株主に該当し、平成20年3月31日現在の株主名簿によれば当社株式を32,820株所有しております(発行済株式総数の10.3%、大株主第2位)。なお、人的関係及び取引関係はありません。

4.株式会社マネーパートナーズソリューションズの概要
商号 株式会社マネーパートナーズソリューションズ
代表者 代表取締役社長 小西 啓太
本店所在地 東京都港区六本木一丁目6番1号
設立年月日 平成18年9月15日
資本金 30百万円
主な事業内容 外国為替取引システムの設計、開発並びに保守

当社との関係 資本関係 当社の100%出資子会社であります。
人的関係 当社の取締役4名が、取締役及び監査役を兼務しております。
取引関係 外国為替取引システムの開発及び保守の委託等を行っております。

5.日程
平成20年5月9日 取締役会決議
平成20年5月9日 サービス基本契約書締結
平成20年6月上旬 ホワイトラベル提供によるサービス開始(予定)

6.今後の見通し
当社グループは、本件を外国為替証拠金取引システムのホワイトラベル提供の初回案件とし、引き続き当社グループの外国為替証拠金取引サービスの商品性やシステムの安定性における競合優位を一層確立することにより他の外国為替証拠金取引業者へのビジネス拡大を図ってまいります。

以 上

~~~以上、マネーパートナーズのプレスリリースからの抜粋~~~

今回、楽天証券は「楽天FX」を開始するにあたって、なかなか挑戦的な手数料体系をかかげてきました。米ドルのスプレッドが2銭というのは、証券会社が行うFXサービスとしては最も低い部類に入ります。将来的に米ドルのスプレッドは2銭以下というのが当たり前になるかもしれません。

カブドットコムや松井証券もFXサービスを提供していますが、うかうかしていられないでしょう。

ところで、楽天証券は新サービスで取引システムを外為どっとコムのものからマネーパートナーズのものに切り替えます。これは楽天グループの楽天ストラテジックパートナーズがマネーパートナーズの株を10.3%保有する大株主であることを考慮すれば、自然な流れといえるでしょう。

ちなみに、5月9日、マネーパートナーズが楽天証券に取引システムをホワイトラベル提供※すると発表したため、マネーパートナーズの株価が急騰しました。前日比+7,000 (+5.65%)の終値131,000円となっています。

 ※ホワイトラベル提供・・・ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダー)サービスやシステムの提供等により、相手先ブランドによるエンドユーザーへのサービス提供を可能とするサービスのこと。OEM供給の類義語と考えるとわかりやすい。

記事下

▼当サイト管理人 ネット証券マニア兜達也がおすすめする証券会社

私は以下の証券会社の口座を全て開設しています。どこの会社も口座開設費や口座維持費は無料ですし、証券会社にはそれぞれ特徴があるので、用途によって使いわけるのがいいでしょう。

  • 楽天証券・・・オンライン証券業界で株式売買代金が2位の会社です。マーケットスピード2の情報収集能力がすばらしい。楽天証券は有名な個人投資家「ジェイコム20億男BNF氏」のメイン証券会社です。

  • マネックス証券・・・IPOが単純明快な公平抽選ですから、新規公開株申し込み口座として活用すべきです。また米国株取引サービスに強みがあります。

  • auカブコム証券・・・IPOがシステム抽選で全てのユーザーに公平なチャンスがあります。また一般信用取引の売建可能銘柄の数が豊富なので、株主優待銘柄をつなぎ売りに使える証券会社です。

 

※上記の証券会社3社は、資料請求・口座開設費・口座維持費が無料です。

※情報の内容に関しては正確性を期していますが、情報が古くなっている場合がありますので、各証券会社のウェブサイトで確認をお願いいたします。掲載している情報に誤りがあった場合、ご指摘いただけると幸いです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする