BCN(BUSINESS COMPUTER NEWS)の調査によると、2月の液晶テレビの販売額は前年同月比30%増に対して、プラズマの販売額は5か月連続で前年割れ。大画面テレビでもプラズマより液晶が優勢な状況ということです。
50型以上で液晶テレビが急伸、押されるプラズマ・・・ITmedia
50型以上の液晶テレビの需要が急速に拡大している。BCNの調査によると、2月の液晶テレビの販売額は前年同月比で2ケタ成長となり、インチ別では50型以上が最も高い伸び率を示した。一方プラズマの販売額は5カ月連続で前年を割り、「プラズマは液晶に押されている」という状況だ。
量販店などの2月の販売実績をまとめた結果によると、液晶テレビの販売台数は前年同月比30.2%増、販売額は同12.8%増だった。プラズマは販売台数では同20.4%増に伸びたが、販売額は同4.6%減と5カ月連続で前年同月比を下回っ・・・
先週末、友人がテレビを買い換えたいと言うので、私は友人と一緒にビックカメラへテレビ選びにいってきました。
私はブラウン管と有機ELテレビを除けば、プラズマテレビが好きです。動きが激しい動画も残像が気にならないレベル映りますし、液晶画面特有のつぶつぶした感じがないので。
個人的にはプラズマテレビがおすすめだったのですが、友人は32インチの液晶を買いたいと言いました。理由は主に二つあって、一つ目はプラズマは大きすぎるということ、二つ目は液晶の方が映像がきれいに見えたということです。
まず大きさですが、プラズマは37型以上のものしかないので、リビングではなく自分の部屋で使うことを想定している友人のニーズに合いませんでした。
映像ですが、これは液晶の画面がプラズマより圧倒的に明るいのが主な要因ですね。家電量販店の中は、一般人の家の中より何倍も明るい状態になっています。そのためプラズマテレビを見ると暗く感じます。家に持って帰ってから見れば、プラズマテレビも暗くないんですけどね。
店頭でプラズマテレビを見るたびに、「画面の暗さでプラズマは損しているな」と毎回思います。普通の人は店頭で見て印象のいいテレビを買いますからね。知人の家でプラズマテレビや液晶テレビを見比べてから、購入するテレビを決める人は少数でしょう。
また、プラズマテレビは動きが激しい動画をなめらかに映せる点が強みですが、液晶テレビに倍速駆動機能がついて昔より動画をなめらかに映せるようになっため、プラズマの強みが相対的に薄れています。
プラズマの売上台数が不調なため、パイオニアにいたっては自社でプラズマのパネルを生産することから撤退することになりました。一プラズマファンとしては寂寥感を覚えます。