KDDIがau携帯電話の基本料金を初年度から半額にする新割引サービス「誰でも割」を9月1日から導入すると発表しました。2年契約のユーザーを対象とし、これまで長期契約者のみに適用していた高い割引率を、新割引サービスの加入者すべてに適用します。
auが新たに導入する「誰でも割」では、従来の家族割引などで初年度の36.5%から11年目の50%まで段階的に引き上げていた基本料金の割引率を、一律50%に設定しています。
以下、KDDIのウェブサイトからの抜粋です。
「誰でも割」の導入について
~ご利用年数に関わらず基本使用料がいきなり半額~No. 2007-179
KDDI株式会社
沖縄セルラー電話株式会社2007年7月19日
KDDI、沖縄セルラーは、au携帯電話において、本年9月1日 (土) より、2年間の継続契約を条件に、ご家族でご利用いただいても、ひとり (単独回線) でも、法人のお客様でも、ご利用年数に関わらず、「年割」+「家族割 (法人割)」の基本使用料の最大割引を適用する「誰でも割」を導入します。
これにより、au携帯電話「CDMA 1X WIN」では、月々の基本使用料が半額となり、ご利用年数1年目の場合、従来の「MY割 (法人MY割)」や「年割」+「家族割 (法人割)」適用時に対し13.5%割引率が拡大します。
また、KDDIは、本年7月20日 (金) より、現在実施中のキャンペーン「ダブル定額deチャンス」の適用条件に、「MY割 (法人MY割)」を追加します。新規契約時に「MY割 (法人MY割)」もしくは「パケット通信定額サービス」にご契約いただくと、初月の基本使用料から4,410円 (税込) を割引きます。
これにより、「誰でも割」提供開始前の7月20日 (金) ~8月31日 (金) までに新規にご契約いただく方も、「MY割 (法人MY割)」に先行お申込みいただくことでキャンペーンの特典が受けられ、9月ご利用分より自動で「誰でも割」が適用されます。
※ 沖縄セルラーでは「ダブル定額deチャンス」は実施していません。「誰でも割」の詳細は別紙をご参照ください。
以下、別紙からの抜粋です。
「誰でも割」の導入について〈別紙〉
●1. 概要
「誰でも割」は2年間の継続契約を条件に、これまでのご利用期間に関わらず、月々の基本使用料を大幅に割引くサービスです。
「誰でも割」にご契約いただいた月のご利用分から、「CDMA 1X WIN」は基本使用料を半額に、また、「CDMA 1X」は「年割」+「家族割 (法人割)」ご契約時の 基本使用料の最大割引を適用します。基本使用料に含まれる月々の無料通話は割引後も変りません。
※ 「誰でも割」は2年単位の継続契約となるため、契約期間中に、解約/一時休止/「誰でも割」の廃止をした場合は、加入年数に関わらず、契約解除料9,975円 (税込) がかかります。
※ 「誰でも割」は廃止のお申し出がない限り2年単位で自動更新となります。
●2. 割引内容
〈CDMA 1X WIN〉
一律半額となります。
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注1)? | 従来の「MY割 (法人MY割) 」や「年割」+「家族割 (法人割) 」におけるご利用年数1年目との比較。 |
注2)? | 法人のお客様には、「デイタイムプランWIN」と「誰でも割」にご契約いただくことで、「法人エコノミープランWIN」を提供します。 |
〈CDMA 1X〉
「年割」+「家族割 (法人割)」の基本使用料の最大割引を適用します。
●3. 提供開始日
2007年9月1日 (土)
●4. 受付方法
(1) 新規契約・機種変更のお客様
受付開始日: 2007年7月20日 (金) より先行受付
お申込み方法: au取扱店にてお申し込み下さい。
※ 「MY割 (法人MY割)」をお申込みいただくと、8月ご利用分までは「MY割 (法人MY割)」の割引が適用され、9月ご利用分より「誰でも割」が適用されます。
(2) auご利用中のお客様 既に「MY割 (法人MY割)」にご契約のお客様は9月ご利用分より「誰でも割」が適用されます。お申込みは不要です。
「MY割 (法人MY割)」未契約のお客様は、下記の手続きにてお申込みください。
受付開始日: 2007年8月13日 (月)
お申込み方法: 下記参照
個人のお客様
〈EZwebから〉
「EZ」 → 「トップメニュー」 → 「auお客さまサポート」 → 「申込む/変更する」 → 「料金割引サービス」
〈PCから〉
KDDIホームページ → 「お客さまサポート」 → 「MY KDDI」
〈店頭〉
auショップ、PiPit
〈お電話でのお申込み〉
auお客様センター
au電話から 局番なし 157 (無料)
一般電話から フリーコール 0077-7-111 (無料)
受付時間: 9:00~20:00 (土日・祝日も営業)
法人のお客様
〈店頭〉
auショップ、PiPit
〈お電話でのお申込み〉
モバイルソリューションサポートセンター (法人専用)
TEL : 0077-7041/0120-925-041
受付時間: 9:00~20:00 (土日・祝日も営業、年末年始は除く)
●5. その他
「誰でも割」の契約期間は2年単位で、契約開始月を1ヶ月目とします (「年割」「ガク割」「スマイルハート割引」の契約期間は引き継がれません)。
「誰でも割」と「家族割 (法人割)」にご契約の場合、「家族割 (法人割)」の本数としてカウントされ、「誰でも割」の基本使用料割引とグループ内の通話料割引およびCメール送信料が無料となります。また、「分け合いコース」ご選択の場合は、無料通話の共有が可能です。
請求書には、「MY割」として記載されます (準備が整い次第、「誰でも割」に変更予定)。
~~~以上、KDDIのウェブサイトからの抜粋~~~
ソフトバンクモバイルのホワイトプランや、NTTドコモ 【東証1部:9437】のファミ割MAXに対抗するためにKDDIも対抗策を打ち出してきました。
新サービス「誰でも割」は、いきなり基本料金が半額になりますが、2年間の契約の縛りがあります。契約解除料は9975円ですが、私はこの解除料金は高くないと思います。auの携帯が好きで今後も当分の間は使い続けるという人は、加入してもいいでしょう。
なお、既に「MY割に加入しているユーザーは、9月利用分から「誰でも割」が適用されます。というわけで、MY割加入者のほとんどは9月から料金が値下げになります。
携帯電話業界の今後の料金体系について
「ファミ割MAX」も「誰でも割」も2007年9月からの導入なので、年内はどこの事業者も料金値下げはないでしょう。携帯電話事業者3社は、9~12月の契約純増数を見てから、来年以降、また料金体系について検討をすることになると思われます。
今年は、ソフトバンクが値下げ(ホワイトプランを導入)をし契約純増数首位になったため、docomoやKDDIも値下げせざるを得ない状況になりました。
これは消費者としては喜ぶべきことですが、3社に投資をしている投資家の立場から見れば厳しい状況でしょう。
来年、またソフトバンクが料金引き下げ競争のトリガーを引くのか、注目が集まるところです。
「誰でも割 (だれでもわり)」について個人的感想
auのケータイを解約してもいいのかなと思いました。私、au利用歴が7年目になっており、長期利用割引率が40%以上あります。割引率が高いので、「auを解約して利用歴がなくなると損だな」と感じていました。しかし、「誰でも割」があればauをいったん解約しても、また気軽に戻ってくることができるので、私の中でau解約のハードルは下がりました。
私は、ウィルコムのPHSとソフトバンクの携帯も持っていて、親しい友人との通話はほとんどその2社で事足りています。ですから、料金的な面を考えるとauを解約した方がいいのです。
しかし、auは全てのキャリアの中で一番エリアが広い点は魅力です。また、auを解約すると新しいメールアドレスを友人・知人に報せないといけない点がネックになっています。
ナンバーポータビリティーでメールアドレスも他社に移せるようになればいいのですが、当分そうなる可能性はなさそうです。