auカブコム証券(旧カブドットコム証券)にはkabu.comPTSという私設取引市場があります。
auカブコム証券(旧カブドットコム証券)は、4月16日から、個人投資家が株の発注した際、国内の証券取引所とkabu.comPTSから、有利な価格を提示する方をコンピューターが自動選択して注文を執行する「自動最良執行注文サービス」を始めると発表しました。
以下、時事通信社のウェブサイトからの抜粋です。
インターネット専業のauカブコム証券(旧カブドットコム証券)は9日、個人投資家が株式取引を発注した際、有利な価格を提示する市場をコンピューターが自動選択して執行する「自動最良執行注文サービス」を16日から始めると発表した。同種のサービスは機関投資家向けでは以前からあるが、個人向けは国内で初めて。
同サービスは、顧客から取引注文を受けると、国内の証券取引所と、カブドットコムの私設取引システム(PTS)の2つの市場で価格を比較。例えばある銘柄の買い注文に対し、東京証券取引所で500円、PTSで498円の売り値を付けている場合、価格の安いPTSを自動選択して注文を執行する。売買委託手数料は通常の取引と同じ。(2009/04/09-16:20)
以下、auカブコム証券(旧カブドットコム証券)のウェブサイトからの抜粋です。
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2009年4月9日
国内証券初、個人投資家向けに自動最良執行注文を提供開始
~ 二つの市場(取引所と当社私設市場)の株価を監視し、最良価格市場を自動選択して注文執行 ~
auカブコム証券(旧カブドットコム証券)株式会社は、2009年4月16日(木)から新しい形式の自動売買である「自動最良執行注文」の受付を開始します。
自動最良執行注文は、国内取引所と私設市場(kabu.comPTS)の二つの市場の株価をお客様に代わり監視し、最良価格がある市場を自動的に選択して注文執行するものです。
機関投資家向けの電子取引を除き、個人投資家向けにこのような高度な注文執行方法を提供する証券会社は当社が初めてとなります。
● 自動最良執行注文とは
自動最良執行注文は、取引所市場価格と当社私設取引システム(kabu.comPTS)の価格を比較し、最良の価格を提示する市場を自動選択し発注を行なう自動売買です。
さらに、自動選択は発注時だけでなく発注後についても監視を行ない、市況の変化により他方の市場価格が最良となった場合は再度、市場変更を行ないます。市場変更回数に上限はなく、市況の変化に柔軟に対応します。
執行された自動最良執行注文は、当社の自動精査システムにより遅延なく執行が行えたかを日々チェックします。このモニタリング機能によりお客様は安心してご利用頂けます。
● 高度化する注文執行形態
欧米諸国では取引市場の多様化と流動性の分散化に伴い、SOR(スマートオーダールーティング)と呼ばれる機能が普及しています。
投資家はこの機能を利用することで複数の取引市場のなかから、もっとも良い条件の取引市場へ発注を行なうことができます。
日本市場においても、2010年1月4日稼働予定の東証arrowhead(次世代システム)を筆頭に各取引所取引システムの高速化が見込まれています。
それと同時にアルゴリズム・トレード、プログラミング売買の利用がますます広がりを見せ、SORは重要な執行条件と位置づけられるものと考えられています。
現在の日本においては、機関投資家向けの電子取引を除き、個人投資家向けに二つの市場の株価を同時に監視し、最良価格がある市場を自動的に選択して注文執行するような高度な注文機能を提供するのはauカブコム証券(旧カブドットコム証券)が初となります。
● 買い注文の例
東証1部上場の「A銘柄」について、500円の買いを自動最良執行注文で発注する場合、通常の指値注文と同様に指値価格を指定し、発注を行ないます。当初は取引所へ発注され、その後、下図の動作となります。
発注完了後、以下の条件を満たした場合に市場が変更されます。
○優先市場→PTSに市場が変更になる場合
PTS現在値が「指値(500円)-1円以下」
かつ、
PTS現在値が優先市場現在値未満のとき
○PTS→優先市場に市場が変更になる場合
優先市場現在値が「指値(500円)-1円以下」
かつ、
優先市場現在値がPTS現在値未満のとき
または、
PTS現在値が「指値(500円)+1円以上」になったとき
~~~以上、auカブコム証券(旧カブドットコム証券)のウェブサイトからの抜粋~~~
「自動最良執行注文サービス」で株式を売買した場合の手数料ですが、時事通信社の記事では通常の取引と同額と記載されています。
しかし、auカブコム証券(旧カブドットコム証券)のプレスリリースには、手数料に関する記載がありませんでした。カブドットコムから手数料に関する正式な発表が行われることを期待したいと思います。
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