黄金株とは (株式用語解説)

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黄金株 [読み:おうごんかぶ] [英語名:a special class of shares with veto power]

祐作:先輩、黄金株ってなんですか?

兜:ふむ、黄金株とは、合併や取締役の変更など重要な事項について拒否権を持つ特別な株式のことだな。

祐作:拒否権を持つ株式?

兜:例えば、A社がB社に経営統合を申し込んだとする。で、B社がその申込を拒否した。しかし、A社がTOBを実施して50%以上の株を獲得すれば、B社は経営統合せざるを得ない。

祐作:そうですね。会社は株主のものだから、過半数の株をA社が握ったら、B社の経営陣を総入れ替えっていうことも可能ですものね。

兜:こういったケースでは、B社は黄金株を友好的な第三者に発行して、いざという場合は拒否権を発動してもらうえばいいということになる。黄金株があれば株式シェアに関わらず、拒否権が発動できる決まりになっているから、シェア50%以上の大株主の提案に関わらず拒否することができるんだよ。

祐作:なるほど。ということはこの黄金株を発行している企業は黄金株を含めて100%の株式が敵対的買収側に渡らなければ、実質敵対的企業の支配は不可能になるってことですね。

兜:そうだな。だからたとえばB社が黄金株を発行しているとすると、いくらA社がTOBで過半数の株式を獲得しても、B社の経営陣が経営統合に反対であれば、黄金株を持っている友好取引先に協力を依頼して経営統合に拒否権を発動し阻止できるってわけだ。

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