6月12日、石炭関連銘柄の株価が暴騰しました。6月10日付日本経済新聞1面において「経済産業省がアジアで石炭からガソリンや軽油を精製する石炭液化技術の普及に乗り出す」と報じたからです。
以下、石炭関連銘柄の今日の株価の動きになります。
三井鉱山・・・終値244円 前日比+50円 (+25.77%)。石炭、コークスの大手。産業再生機構の支援で再建図る。セメント生産からは撤退。
住友石炭鉱業・・・終値191円 前日比+50円 (+35.46%)株式市場での通称は「住友炭」。石炭は豪から輸入炭。石炭、新素材、採石、建材のコア4事業に集約。再建計画で再生図る。
三井松島産業・・・終値168円 前日比+35円 (+26.32%)石炭は国内炭事業から撤退、海外炭を輸入販売。セメント、モールドレンズなど建機材に注力。
太平洋興発・・・終値160円 前日比+27円 (+20.30%)産炭子会社の太平洋炭礦は閉山。オーストラリア、インドネシアなど世界各地から石炭を輸入し、国内で販売。不動産賃貸・販売が安定収益源。輸送、シルバー事業など展開。
以下、日経新聞のウェブサイトからの抜粋です。
石炭からガソリンや軽油精製、中国に液化技術提供・経産省
経済産業省はアジアで、石炭からガソリンや軽油を精製する「石炭液化」事業の普及に乗り出す。独立行政法人の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が持つ独自技術を活用。今夏から中国企業と実証実験を始め、2010年にも商用化する。
石炭関連銘柄は時価総額が数百億円しかなく値動きが軽いので、ときにとんでもない値動きを見せますね。