11月17日、ソフトバンクの株価が前日比+380円(+4.69%)と上昇し年初来高値を更新しました。6連騰です。
11月に入ってからの株価の上昇の要因ですが、下記のようなものが挙げられます。
・中間期連結決算の営業利益が黒字転換した
・1株→3株の株式分割の発表を行った
・移動通信業界への参入が認められた
営業利益の黒字転換ですが、ヤフーBB事業が黒字化したのが大きかったですね。昨年まではヤフーBB事業は赤字で足をひっぱってました。
まあ、しかし、ソフトバンクが格安の料金でADSL事業に参入してくれたおかげで、日本のブロードバンド通信の価格は一挙に下がったわけですから、私は孫社長に感謝してますね。
さて、孫さんはADSL事業への初期投資をほぼ終わらせて、つぎは移動通信に軸足を移していきます。
私は通信というインフラ事業は、大手3社くらいで寡占状態にあるから美味しいのであって、新規参入が増えるとあまり旨味のない上に、巨大な初期投資が必要なので、手を出さない方がよかったと思っています。
インフラを構築する事業を行うのではなく、他社が作ったインフラの上でサービス業を行った方がよかったかと。Yahoo!のサービスを徹底的に強化した方がいいんじゃないかと思うんですよね。検索の精度をグーグルのレベルまで引き上げるとか。
一度インフラを構築すると、後で新しい技術が出てきたときに重荷になりますしね。現時点で言うと、NTTにとってのISDNとか。
と、つらつらと書きましたが、孫さんはヤフーBB事業を黒字化させた自信があるので、移動通信事業にも全力投球して行くんでしょうね。消費者としてはADSLのときみたいに格安のサービスを投入してくれることを期待します。