11月2日、ドリームテクノロジーズがストップ高となりました。7日連続です。
10月31日、ドリテクはM&Aコンサルティング(通称村上ファンド)向けに総額約150億円の第三者割当増資を実施すると発表したのですが、その効果が続いています。
150億円ですが、「ドリテクが平成電電から譲り受け、マイライン事業を手掛けている平成電電コミュニケーションズの運転資金に50億円を充て」、「残りの100億円は平成電電(10月3日に民事再生法を申請して実質経営破たん、ドリテクの親会社)のスポンサーに名乗りを上げるための資金」となります。
ドリテクの株価ですが、11月1日は取引時間中、危なげなくストップ高となりました。
11月2日は、ザラ場で寄り付く場面があり、一時27000円を切りましたが、最終的にはストップ高の27,700円で取引を終えました。
最後に、11月2日、日経新聞から平成電電に関する新しい報道がありましたので、紹介しておきます。
平成電電は、やはりかなりぶっとんだ会社だったようです。
平成電電、前期まで3期連続で「未監査」決算を公表
10月3日に民事再生法の適用を申請した通信ベンチャーの平成電電(東京・渋谷)が、2005年1月期まで3期連続で監査法人のチェックを受けずに実質、未監査の決算を公表していたことが分かった。正確な決算書類かどうか外部チェックがないまま、資本関係のない協力会社を通じて、約1万9000人の一般投資家から490億円の資金を調達していたことになる。
平成電電の会計監査は03年1月期まで新日本監査法人が、04年と05年1月期は太陽監査法人がそれぞれ担当。関係者によると03年1月期以降は、平成電電が監査法人側の求める期日までに決算書類を提出せず、会計士は必要な監査ができなかったという。 (16:00)
■当ブログの過去ログ
・10月31日ドリームテクノロジーズ、村上ファンドに総額150億円の割当増資・CB発行
・10月26日平成電電がドリームテクノロジーズの株を一部売却
・10月21日ドリームテクノロジーがストップ安! 平成電電破綻の影響が続く
・10月19日ドリテクとオープンループがストップ高! 平成電電関連銘柄が舞い上がる
・10月19日ドリームテクノロジーズが12営業日ぶりに寄り付き!
・10月17日ドリームテクノロジーズが10日連続ストップ安 平成電電破綻の影響は大きい
・10月15日01:23 ドリームテクノロジーズが今後の事業展開に関する社長のコメントを発表
・10月15日23:58 平成電電やはり配当金の支払いを停止 ドリームテクノロジーズの株価への影響は?