2006年は次世代ゲーム機が発売される予定なので関連銘柄をピックアップしてみました。
■次世代機関連銘柄 【ゲームメーカー編】
任天堂・・・代表ゲーム=ポケモン、マリオ、ゼルダ、脳を鍛える大人のDSトレーニング、おいでよどうぶつの森 など。携帯ゲーム機ニンテンドーDSが好調。次世代機「レボリューション(仮名)」は2006年度内に発売と見られている。
ソニー・・・子会社の「ソニーコンピュータエンタテインメント 略称SCE」が2006年度内にプレイステーション3(プレステ3)を発売すると見られている。
スクウェア・エニックス・・・代表ゲーム=ドラクエ、ファイナルファンタジー(FF)、キングダムハーツ、サガシリーズ、いたストなど。強力なコンテンツを持っている。
テクモ・・・代表ゲーム=デッドオアアライブ、モンスターファームなど。最近は、パチスロのリオデカーニバルの方が有名かもしれない。
コナミ・・・ウイニングイレブン、メタルギアソリッド、幻想水滸伝、ときめきメモリアル、悪魔城ドラキュラ、遊戯王、がんばれゴエモン、実況パワフルプロ野球(パワプロ)など。実はハドソンの親会社。
セガサミーホールディングス・・・セガの親会社。代表ゲーム=ファンタシースター、サカつく、ソニックシリーズ、サクラ大戦など。セガはサミーグループなので、「実戦パチスロ必勝法! 北斗の拳」なども作っている。
バンダイナムコホールディングス・・・バンダイとナムコの持ち株会社。バンダイ代表ゲーム=どれかと言われると難しいが、ゲームにガンダムやドラゴンボールのキャラクターを使えるのが強み。ギレンの野望、.hackあたりか。
ナムコ代表ゲーム=リッジレーサー、ソウルキャリバー、ゼノサーガ、テイルズ オブ ファンタジアシリーズ、太鼓の達人、もじぴったん、塊魂、ファミスタ。
コーエー・・・三國無双、戦国無双、信長の野望、三國志、大航海時代、ウイニングポスト、太閤立志伝など。歴史物のゲーム製作に長けている。
カプコン・・・バイオハザード、デビルメイクライ、鬼武者、ロックマン、逆転裁判、ストリートファイターなど。2003~2004年あたりに業績が低迷していたが、最近はモンスターハンターが人気。
ハドソン・・・桃太郎電鉄、天外魔境、ボンバーマン、スターソルジャー、高橋名人の冒険島など。コナミの子会社。
【兜達也の私見:家庭用ゲーム業界】
家庭用ゲーム業界(国内)の売上は1997年の5300億円をピークに右肩下がりと言われている。が、これはパッケージソフトだけをカウントしているからで、オンラインゲームやゲームセンターなどの市場を含めると、実はゲーム業界は成長しているのだという意見もある。
だが、パッケージソフトの売上が落ち込んでいるのは事実だ。ゲーム機の機能の向上により、流麗な映像や複雑な操作が可能になった反面、そのマニアックさが初心者ユーザーや大人のユーザーを遠ざけてきたと言えよう(筆者はロールプレイングゲーム好きだが、社会人になってからクリアに数十時間かかるゲームには手がつけられなかった)。
マニアックなゲームや大作ゲームは、ライトユーザーを遠ざけるとともに、開発費の高騰を招いてしまう。こうなってくると、体力のあるゲームメーカーしか生き残れないので、ゲーム業界は合従連衡が盛んに行われる業界となった。2003年のスクウェアとエニックスの合併は象徴的な出来事である。
業界全体として右肩上がりの成長を取り戻すには、やはりライトユーザーの取り込みが必要だと考えている。そういう意味で、任天堂の岩田社長の新機軸路線ソフト(脳を鍛える大人のDSトレーニングなど)には期待している。