11月14日、三菱東京UFJ銀行が、auカブコム証券(旧カブドットコム証券) 【東証1部:8703】の株式10万株をTOB(株式公開買い付け)で取得すると発表しました。取得価額は1株18万円。買い付けの期間は2007年11月21日~12月19日となっています。
TOBに成功すれば、三菱UFJフィナンシャル・グループによるauカブコム証券(旧カブドットコム証券)株の保有比率は40.78%から51.13%となります。
11月14日時点でのauカブコム証券(旧カブドットコム証券)の終値は153,000円となっています。取得価額は1株18万円ですが、auカブコム証券(旧カブドットコム証券)の総発行株式97万5687株のうち10万株だけの買い付けなので、株価がすぐに18万円になることはないと思われます。(市場全体が暴騰すれば話しは別ですが)
今年6月の株主総会ですでに三菱UFJフィナンシャル・グループの連結子会社になっていたauカブコム証券(旧カブドットコム証券)ですが、今回のTOBでさらに三菱UFJとの結びつきが強くなります。
今後、auカブコム証券(旧カブドットコム証券)と三菱UFJは下記のような提携を行っていくとのことです。以下、auカブコム証券(旧カブドットコム証券)のプレスリリースからの抜粋です。
式会社三菱東京UFJ銀行とauカブコム証券(旧カブドットコム証券)株式会社との業務・資本提携のさらなる強化について
業務提携強化の内容
~~~中略~~~
【1】インターネットを通じた投資信託取引ニーズへの対応
インターネットを通じて、簡単で便利に、投資信託での資産運用を行いたいというお客さまのご要望に応えるため、auカブコム証券(旧カブドットコム証券)の投資信託のサービスをより多くのお客さまにご利用いただけるようにしてまいります。その一環として、まず、auカブコム証券(旧カブドットコム証券)が取り扱うETF(上場投資信託)をより多くのお客さまにご利用いただけるように、各種キャンペーン等を検討・準備してまいります。【2】金融商品仲介業務の提携先拡大
MUFGグループ各社のネットワークを活用し、auカブコム証券(旧カブドットコム証券)の金融商品仲介業務の提携先の拡大を図ってまいります。すでに、auカブコム証券(旧カブドットコム証券)は来春の実現に向けて地方銀行等との金融商品仲介業務提携の準備を進めており、今後ますます金融商品仲介ネットワークを拡大してまいります。(2)ポイントサービスによる銀行代理業の強化
三菱東京UFJ銀行のスーパーICカードのクレジットカード機能のご利用額に応じて蓄積したポイント(三菱東京UFJポイント)を使って、お客さまがauカブコム証券(旧カブドットコム証券)との取引においても、さまざまなメリットを受け取れるように準備してまいります。
auカブコム証券(旧カブドットコム証券)のユーザーは、三菱東京UFJ銀行の口座を持つことで、今後ますます便利なサービスを利用できるようになりそうです。
▼三菱東京UFJ銀行によるTOB発表文 (PDF)
株式会社三菱東京UFJ銀行によるauカブコム証券(旧カブドットコム証券)株式会社株式に対する公開買付けの開始について (11/14 329KB)