5月25日の21時からフジテレビで「星ひとつの夜」というドラマが放送されます。主役は渡辺謙さんと玉木宏さんですが、玉木宏さんが演じる役がデイトレーダーの青年なのです。数十億もの金を動かしている。
フジテレビのウェブサイトに載っている青年のトレードルームの写真を見るに、青年のモデルは有名投個人資家のあの人かもしれません。
当サイトを読んでいる方なら、ドラマに興味を持つ方もいるかと思ったので、ドラマの内容を紹介しておきます。以下、フジテレビのウェブサイトからの抜粋です。
山田太一ドラマスペシャル「星ひとつの夜」 – フジテレビ
あるコンサートホール。
コンサート終了後の客席を数名の清掃員たちが黙々と清掃している。
野々山廣治(渡辺謙)は担当エリアのひとつの椅子を清掃中、男物のコートの忘れ物を発見。
忘れ主の手がかりを求めて探ったポケットの中にダイレクトメールとむき出しのまま突っ込まれた50万もの大金を見つけた。
とその時、同僚の池尾憲一(笹野高史)が背後から声をかけてきた。もちろんこのまま自分の懐に入れるつもりなど毛頭なかったが、一瞬ドキリとする廣治。
そして仕事を終えた廣治は、この大金を持ち主に返すため、ダイレクトメールの住所へと向かった。
コートの持ち主は、岩崎大樹(玉木宏)。
豪華なマンションに住む大金の落とし主は廣治が想像していたよりはるかに若い青年だった。そして、コートを届けた廣治に、お礼だと約半分、つまり20万円以上の札束をこともなげに差し出してきた。そんなことは全く予想していなかった廣治は、金持ちの息子かなにか知らないがバカにするなと礼金を拒否し、その場を立ち去った。
翌日、大樹が廣治を訪ねてコンサートホールにやってきた。
昨晩の失礼を詫び、そしてお礼の金をいらないと断った廣治に対して“オーラのようなものを感じる”と切り出す大樹。廣治は戸惑いを感じながらも、大樹を振り切った。
数日後、廣治は内藤彰介(井川比佐志)の元を訪れた。実は廣治は3ケ月前に刑務所から仮出所したばかりで、内藤は廣治の保護司を務めていた。他人との関わりを避け、孤独に生きる廣治がこの年で清掃員として働く自分に興味を持つ大樹の話をすると、内藤も妻・文子(赤座美代子)も若い人とはつきあった方がいいと言うのだった。
そして、廣治はもう一度大樹のマンションを訪ねた。今度は部屋に招き入れられ、少しの酒もご馳走になった。自分は決して金持ちではないという大樹だが、その部屋は、一人暮らしにしては広すぎる、全く生活感のない部屋で二人はぎこちない会話を交わし始める。
廣治と大樹。二人の間には、相手のことは気にかかるが自分のことは詮索されたくないという空気が漂っていた…。
大樹と知り合ってから、自分の心に微妙な変化を感じ始めていた廣治の前に、今度は大樹の恋人だという女性・宮下奈津(国仲涼子)が現れた。
奈津は、大樹からのお礼の金(今度は1割分だけ)を廣治に渡しにきた。そして、自分は未だに大樹のマンションに入れてもらえないことの理由を問いただしたところ、部屋は海外に行った知り合いの留守番を頼まれているので、女は連れ込めないと言われたことを話した。
それからしばらくして、再び大樹の部屋を訪れた廣治は、奈津に嘘をついていることを指摘。
大樹に、どこか普通でないものを察した廣治は、何か自分に助けを求めているのではないかと切り出した。すると大樹は、意を決したように隣室にある仕事部屋へと廣治を案内した。そこには数台のモニターと端末が。大樹は、デイ・トレーダーとして毎日モニターを睨み、数十億もの金を動かしていたのだ…。
自分の金に群がる人間への嫌悪と恐怖から自分をさらけ出すことを恐れ、人との交流を避けている日々。それが大樹の素性だった。
自らの秘密を廣治に打ち明け、次第に心を開いていく大樹。しかし廣治には大樹に知られたくない秘密があった…。
個人的な話ですが、私、山田太一氏が脚本を書いていた「ふぞろいの林檎たち」というドラマが大好きです。「星ひとつの夜」も脚本は山田太一氏です。
あと、「NHKドラマ・氷壁」や「フジテレビドラマ・のだめカンタービレ」で玉木宏さんのファンになったので、「星ひとつの夜」も観てみようと思っています。