ソフトバンク・グループが,ソフトバンクの携帯電話と同社のIP電話サービス「BBフォン」間の通話を無料とするサービスをテスト・マーケティング中であることがニュースになっています。
以下、産経新聞のウェブサイトからの抜粋です。
ソフトバンクが、グループで提供している携帯電話と、ADSL(非対称デジタル加入者線)によるインターネット電話(=IP電話、インターネットの通信方式を利用した固定電話)との間の通話料を無料化することが15日わかった。すでに一部地域で希望者への試験運用を始めており、4月以降の全国展開を目指す。携帯と固定電話の融合サービスで、携帯、ADSLの一方だけの加入者に双方加入してもらう狙い。携帯-固定電話間の通話料引き下げ競争に発展する可能性もある。
携帯電話のソフトバンクモバイルと、ADSLサービス「ヤフーBB」を展開するソフトバンクBBが、昨年12月中旬から。北海道と新潟、愛媛両県で、希望者に無料化サービス「ホワイトコール」の試験申し込みを受け付けた。試験期間は3月末までだが、問題がなければ4月以降に全国展開する方針だ。
無料化の対象は、携帯の主力料金プラン「ホワイトプラン」と、ヤフーBBのIP電話「BBフォン」の両方に契約している利用者。基本料金などの追加負担はない。
「ホワイトコール」についてさらに詳しく知りたい方は、下記リンク先をクリックしてみて下さい。
携帯とIP電話間の通話が24時間無料,ソフトバンクが地域限定で提供中・・・IT pro
今日の株取引が始まる前に、こういった通話料値下げに関するニュースが出てきたので、通信会社の株価が下がるかと思ったのですが、KDDIとNTTは逆行高を見せました。以下、本日の主要通信企業の値動きです。
会社名 | 株価 終値 | 株価 前日比 |
日本電信電話 【東証1部:9432】 | 525,000円 | +2,000 (+0.38%) |
KDDI 【東証1部:9433】 | 808,000円 | +19,000 (+2.41%) |
NTTドコモ 【東証1部:9437】 | 182,000円 | -2,000 (-1.09%) |
ソフトバンク 【東証1部:9984】 | 2,010円 | -60 (-2.90%) |
KDDIは1月10日に発表した携帯電話加入者の純増数が好調だったため株価が上がるのも理解できるのですが、NTTの株価が上がったのは意外でした。円高のせいで輸出関連企業の株価がガタガタなので、市場の資金が内需関連のNTTに回ってきた模様です。なお、ソフトバンクの株価は、新興3市場の下落に連動して下げています。
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