auカブコム証券が2022年1月24日から米国株式の取引サービスの提供を開始しました。
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auカブコム証券の米国株取引ですが、二つ大きな特長があります。
まず一つ目ですが、米国株の発注で特殊注文が使用できる点が長所です。
成行・指値注文以外に下記の注文方法が使用可能です。
- 逆指値・・・株価が「指定の価格まで下落したら売り」、「指定の価格まで上昇したら買い」とする注文方法です。
- トレーリングストップ・・・株価の変動に合わせて一定の値幅で逆指値の価格を自動的に修正(追いかける)することができる注文方法です。
- Uターン注文・・・買い注文と同時に売り注文の予約を行う注文方法です。
米国株の取引が行われているのは日本時間の夜ですが、これらの特殊注文をうまく使えば、相場にずっと張り付いて株価を監視する苦労が減ります。
二つ目の特長ですが、auカブコム証券の米国株取引では、米国株の買い付け注文を行う前に、円を米ドルに替えておく必要がありません。
auカブコム証券の米国株取引の場合、米国株式の取引の際に同時に為替両替が行われる円貨決済という制度になっています。
円貨決済なので、証券取引口座に日本円を入金すれば、米国株の売買が可能です。
また、円貨決済の際に為替スプレッド(実質的な為替手数料)が徴収されますが、このスプレッドは1米ドルあたり20銭と比較的低コストに設定されています。
他の大手ネット証券会社ですが、円貨決済を行った場合の為替スプレッドは、1米ドルあたり25銭に設定している会社が多いです。
なお、米国株式の取引手数料は、「約定代金の0.495% (税込)で
最低手数料:0円、上限手数料:22米ドル(税込)」となっています。この水準は、他の大手ネット証券会社3社と全く一緒です。
サービス開始当初の2022年1月24日時点では、auカブコム証券の米国株サービスにおいて取引可能な上場株式が360銘柄となっていて少な目です。
しかし、特殊注文が豊富だったり、為替手数料が比較的安めだったり、スマホアプリで株の発注ができたりと、おもしろい点が複数あるので、将来的に取引可能銘柄が増加していくことを私は期待したいです。
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