ジェイコム男B・N・F氏の取材記事が、4月16日(月)発売の週刊誌・日経ビジネス[2007年04月16日号]に載っています。雑誌を購入したので記事の内容を紹介します。
自壊する新興市場 – 6
相場動かす「巨大な個人」-総セミプロ化、取引の常識を変える
誌名 : 日経ビジネス [ 2007年04月16日号]
ページ : 114~117
発売日 : 2007年04月16日
▼この記事でB・N・F氏について判ったこと
- 2007年3月時点の総資産は165億円。年初の150億円から15億円の増加。
- 今年は順張りトレードを行っている模様
- トレード環境に変化あり。液晶の使用台数などが変わっている。
- 液晶モニターの画面に映っているのは全て楽天証券のマーケットスピード
- 記事の中でB・N・F氏は「みずほ証券の誤発注に絡んで約20億円を儲けた小川拓也(仮名、ハンドルネームBNF)」と紹介されている。
2・今年は順張りトレードを行っている模様
B・N・F氏は今年の相場では、どうやら順張りトレードを行っているようです。「上昇力のある強い銘柄が少なくなった」ので市場全体の強弱に目を向けているとのこと。
以下、日経ビジネスからの抜粋です。
例えば、米ニューヨークダウとナスダック市場の株価が上昇し、日経平均先物が上がれば、その日、日本の株式市場も強くなると予想する。
「米国を中心にした外国人の資金が日本株に入りやすくなる」(小川)から、主力銘柄の中でも特に強いと思うものに買いの手を入れる。そこで鋼鉄株を検討する場合は、米国のUSスチール株の動きも見る。そして上昇していれば、日本の鋼鉄株を買う確信を強める、といった方法で入るのだという。
このトレード手法自体は、以前当サイトで紹介したジェイコム20億男BNF氏の順張りスイングトレード手法の発展した形だと思われます。
B・N・F氏は以前から、日本株を買う前にダウや日経平均先物を観察し、個別株はセクター(業種)ごとに分けて観察しています。B・N・F氏は、一つの業種の中で同じような値動きをする株をグループ株と呼んでいます(CIRCUS 2006年04月号より)。
2006年4月の時点でB・N・F氏は、例えば鉄鋼株なら、住友金属工業、新日本製鐵、神戸製鋼所、JFEホールディングスなどを一つのグループとして観察していました。グループ株は一つの銘柄が上がりだすと他の銘柄も上がりだす傾向があるからです(いわゆる連れ高と呼ばれる現象)。
最近のB・N・F氏は鉄鋼株グループの観察銘柄として、アメリカのUSスチール株も組み込んでいるようです。
USスチール株が上がると日本の鉄鋼株が連れ高する確率が高いということなのでしょう。順張りスイングトレード手法に磨きがかかっています。
3・トレード環境に変化あり
- トレード用の液晶ディスプレイが増えています。トレードルームの写真に写っている液晶ディスプレイは4台。写真に写っていない部分にまだ別のディスプレイがあるかもしれません。
- BNF氏の体の後ろでなにかが光っています。5台目のモニターか?
- キーボードが写真で確認できるだけでも4台あります。
- 机の上に金属の台を置いて、その台の上に液晶モニターを少なくとも2台置いています。
- 液晶モニター4台の画面に映っているのは全て楽天証券のマケスピ。
今回の日経ビジネスの記事は、久しぶりにB・N・F氏の順張りトレード投資法の解説があり、なかなかよかったと思います。また、クラスターテクノロジー株の売買の顛末(いわゆるB・N・F氏のクラスター爆弾事件)の解説があったのもよかったです。
日経ビジネスを読みたい方は、下記のリンク先を参考にしてみて下さい。
なお、当サイトの読者さんで、USスチール株のリアルタイム株価を見ることができるウェブサイトもしくはトレーディングツールをご存知の方がいましたら、私宛にコメントかメールを頂けると幸いです。よろしくお願いいたします。
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