金融相場とは (株式用語解説)

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金融相場 [読み:きんゆうそうば]

祐作:先輩、金融相場ってなんですか?

兜:ふむ、金融相場とは、景気低迷期における株高のことだな。まず、日銀による景気刺激策として金融緩和(金利引き下げ)が実施される。この結果、株式市場に余剰資金が流入し、株価上昇というわけだ。下記の流れだな↓

景気低迷→金融緩和→余剰資金の流入=景気・業績回復期待→株高

祐作:なるほど、「不景気の株高」というやつですか。

兜:うん、そうだな。過去の代表的な金融相場としては、1971~72年の「過剰流動性相場」、1985~86年の「カネ余り相場」がある。どちらの場合も、大量の資金運用に適した大型株が大商いをともない上げた。ただし、相場は様々な要因で動くから、金融緩和されたからといって即金融相場になるというものでもない。

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