「ガイアの夜明け」 激動!株式市場に出演した国内最強の個人投資家BNF氏ですが、2009年1月までは多数の雑誌から取材を受けていました。
今まで読んだBNF氏の投資術解説記事の中では、「CIRCUS (サーカス) 2006年04月号」の記事が一番すばらしいものでした。この雑誌で、BNF氏の「順張りスイング術」が解説されていたので紹介します。
▼ジェイコム20億男BNF氏の順張りスイングトレード手法
●相場の雰囲気を読み「連れ高銘柄」を狙う
・値動きが似ているグループ株を抑えておく (例:鉄鋼株→住友金属工業、新日本製鐵、神戸製鋼所、JFEホールディングス) グループ株は一つの銘柄が上がりだすと他の銘柄も上がりだす。いわゆる連れ高と呼ばれる現象。
・日経平均株価が上がりだすと鉄鋼なら前兆として4社のどれかが上げ始める。他の3社のうち、上がっていない銘柄があればそれに買いを入れる。
●日経225先物相場を注意深く観察する
日経225先物取引の相場は、日経平均株価の動きに先だって動くため利用価値が高い。楽天証券のマーケットスピードで日経平均先物の価格を観察しておく。
日経平均先物が急騰したら日経平均に連れ高する主力株を買い、急落したら主力株を売る。
以上が、BNF氏の順張りスイングトレードの概要です。BNF氏は、この連れ高を利用したトレード方で勝つために、いろいろな種類の業種のグループ株を抑えています。
▼グループ株の例 : 造船株グループ |
三井造船【7003】 |
三菱重工業【7011】 |
IHI【7013】(旧社名は石川島播磨重工業) |
川崎重工業【7012】 |
佐世保重工業【7007】 |
銀行、証券、ハイテクなどでも主力企業同士は連れ高する場合が多いそうです。
BNF氏曰く、連れ高する瞬間を見極めるには「様々な企業の値動きを1日中見て”体得する”ほかない」とのこと。BNF氏はマーケットスピードに600~700銘柄を登録して値動きを観察しています。
600~700銘柄を見続けると「”一気に下がっていたハイテクが値を戻し始め、すると日経平均が上がり、相場が強くなってきたのを受け鉄鋼も騰げ始める”というイメージが湧く」とのこと。
最後にBNF氏の日経225先物指標の利用の仕方を、「サーカス 2006年04月号」から抜粋しておきます。
BNF氏の先物相場の情報利用法
先物相場は、日経平均の動きに先だって動くため「非常に利用価値が高い」とか。先物が急騰したら日経平均に連れ高する主力株を買い、下落したら売り、で間違いない。
「どちらかといえば、先物が動いた瞬間、どれだけ早く反応できるかの勝負ですよね。」とB氏。ちなみに彼は、注文を出す場面になると「考えるより先に手が動く。それほど反射的なんです。」と話す。
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