7月29日、携帯向けのゲーム・コミュニケーションサイト「モバゲータウン」の運営で有名なディー・エヌ・エー 【東証1部:2432】の株価が前日比-100,000円 (-14.51%)の終値589,000円と下落しました。ストップ安です。
ディー・エヌ・エーは7月28日、2009年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表しました。モバゲータウンの同四半期の売上高は49億4200万円と、前年同期に比べて97.1%増となりました。ただし、前四半期となる2008年3月期第4四半期からは4.3%減少しています。
決算説明で南場智子社長は、10代利用者のアバター利用率が減少しているとする説明を行い、これが株価に悪影響を及ぼしました。
なお、みずほ証券によると、カプコンの「モンスターハンターポータブル2G」の大ヒットで中高生男子の余暇の多くがこのゲームソフトのために費やされたため、第1四半期は10代のアバター販売が伸び悩んだと解説しています(【NSJ日本証券新聞ネット】より)
「モンスターハンターポータブル 2nd G」は200万本以上売れた今でも、毎週1万本以上売れている化け物ソフトです。PSPの通信機能を利用して友達同士で協力しながらモンスターを狩るのが楽しいゲームです。通信協力プレイができるので、口コミでプレイヤーが増えていっています。
若者の時間の奪い合いという意味で、ゲーム産業は、ニンテンドーDSやPSP、wiiが発売される前は、携帯電話関連産業に押されまくっていました。しかし、新世代のゲーム機に魅力的なソフトウェアが揃ってきたことで、若者が携帯電話に使っていたお金がゲーム業界に戻ってくる傾向にあるのかもしれませんね。