11月26日、東京証券取引所が株式売買システム及び相場報道システムについて処理能力の増強を行ったと発表しました。以下、東証のウェブサイトからの抜粋です。
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システムの能力増強について
2007/11/26 更新
[東京証券取引所グループ]
当取引所では、本年10月30日に公表した予定どおり、本日11月26日から株式・CB売買システム及び相場報道システムについて、以下の能力増強を実施しておりますのでお知らせいたします。
当取引所では、次世代システムの構築をはじめとして、利用者の視点に立って市場運営の改善を重ねることにより、引き続き、市場の信頼確保に努める所存です。何卒、ご理解・ご支援賜りますよう、よろしくお願いいたします。
システム能力増強に係る対応の概要
システム名 | 対応概要 |
株式・CB 売買システム |
1日あたり注文件数:2,300万件 【対応前:1,500万件】 |
相場報道 システム |
分間あたり処理件数:3.3万件(うち株式分3.0万件/分) 【対応前:3.0万件/分(うち株式分2.7万件/分)】 |
~~~以上、東証のウェブサイトからの抜粋~~~
東証は2006年1月18日のライブドアショックのときに、売買注文が急増してシステム障害が発生する危険があるとして同日午後2時40分に東証1部、2部、マザーズの全銘柄の取引を強制的に停止したことがあります。
このときの1日当たりの最大受注件数は900万件でした。また、この日の売買高は32億7971万株でした。
現在の1日当たりの最大受注件数はライブドアショックのときに2倍以上ですし、最近の売買高は20億株程度ですから、東証のシステムが停止する可能性は当時に比べかなり低くなっています。