7月31日、ソーシャル・ネットワーキング・サービス国内最大手のミクシィ 【マザーズ:2121】が2008年3月期第1四半期の決算発表を行いました。
2007年4月1日から6月30日までの第1四半期実績は、売上高が前年同期比143.9%増の21億4,900万円、営業利益は101.4%増の9億1,100万円、経常利益は101.9%増の9億1,300万円、純利益は88.6%増の4億9,600万円。
事業別ではSNS「mixi」の売上高が前年同期比227.3%増の18億1,566万5,000円、求人広告事業「Find Job!」が前年同期比2.2%増の3億3,362万3,000円となっています。
Find Job!事業が伸び悩み気味ですが、mixi事業の売上高、利益の伸びは予定通りといったところです。また、mixiのユーザー数は7月末の数値で1,110万人を突破しています。
決算発表説明会での注目点ですが、mixi、アバターとゲームの導入を検討しているとのことです。以下、ITメディアのウェブサイトからの抜粋です。
mixi、アバターとゲーム導入検討 18歳未満への開放も視野
PCと携帯電話両対応のSNS「mixi」を運営するミクシィの笠原健治社長は7月31日に開いた決算会見の席で、「携帯電話向け『mixiモバイル』へのゲームやアバター機能の導入を検討している」と話した。mixiは現在、18歳未満は利用できないが、「18歳未満への開放も検討する」とした。
ゲームやアバター機能の導入を検討しているということは、ミクシィもディー・エヌ・エー 【マザーズ:2432】のモバゲータウンを意識しているのでしょう。
今までは、ミクシィとモバゲータウンはユーザー層が違うので住み分けができていました。ミクシィがゲーム要素を導入することで、SNS業界の勢力図がどう変化するのか興味深いところです。