ADRとは? 【会話形式で株式用語解説】

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祐作:突然ですが、先輩、ADRとはなんですか?

兜:ADRとは、米国預託証書のことで、American Depositary Receiptの略称だよ。ADRは外国企業あるいは米国企業の外国法人子会社などが発行する有価証券に対する所有権を示す、米ドル建て預り証書なんだ。通常の米国株式と同じように売買ができるよ。

祐作:いまいちピンとこないんですが・・・。

兜:投資家が国際的な株式投資を簡単に行えるようにするために、米国以外の発行体の企業の株式を米ドル建てで売買できようにしたものと思ってもらえればいいよ。アメリカのNYSEやNasdaqに上場されてる。

祐作:なんのためにADRなんてものがあるんですかね?

兜:ADRは、インド株やブラジル株の代替に使えるよ。インド株やブラジル株の原株を買う代わりに、ADRを買うわけだね。

祐作:なんだか、ややこしいですね。原株を買った方がわかりやすいんじゃないですか?

兜:じゃあ、君はインドに行って株を買えるかな?

祐作:う、それは・・・。

兜:無理だよね。だからアメリカ市場に上場されているADRを買うのさ。もともとADRは不慣れな外国株投資をどうやって身近にするか?ということに関していろいろ工夫することによって生まれた仕組みなわけ。原株を買おうと思ったら、現地証券会社での口座開設、為替の問題、英語やブラジル語で書かれた決算公告をどうするかなど、問題がたくさんあるからね。

祐作:なるほど。でも、ADRはアメリカの市場で売買されてるんですよね。だったら、日本円では買えないんですか?

兜:そうだね。ADRは他の米国株同様、USドル建てで取引されてるね。

祐作:ADRには他にどんな特徴がありますか?

兜:ADRは、ニューヨーク証券取引所(NYSE)やナスダックで取引される米国企業の株式とほぼ同じ情報開示基準が適用されてるね。だから、一般にADRを発行している企業に関する情報はADRを出していない企業より豊富だ。

祐作:ふ~ん、ADRは新興国に投資するのに便利なものみたいですが、問題点とかありますか?

兜:本国の株式(原株)に比べて割高になる場合があるね。ADR価格は、原則では原株の株価に連動しているんだけど、ADRの発行数が限られている場合などに価格にプレミアムがつくことがあるよ。

祐作:なるほど、だいたいの流れは理解できましたよ。僕もインド株のADRでも買ってみようかなあ。

兜:今のところ、ネット証券でインドのADRが買えるのは楽天証券だけみたいだ。他のネット証券会社で買えるところを見つけたら教えてちょうだい。

祐作:わかりました。

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