2009.8.20 Last Update!
2008年に原油価格が値上がりしたことから、石油の代替エネルギーとして原子力発電に注目が集まっています。原発関連銘柄の株価が、ときおり市場の話題になることがあります。
今日は日経新聞が下記の記事を配信したため、東芝・木村化工機・日本ギア工業の株価が急騰し、個人投資家の注目を集めました。
経済産業省は原子力発電関連産業のすそ野拡大に向け、企業の海外進出を支援する。原子炉メーカー以外の素材・部品企業の技術開発に初めて補助金を出して日本製原発の輸出につなげるほか、海外原発メーカーからの部品生産の受注も後押しする。対象はIHIや神戸製鋼所などとなる見通し。補助金と民間企業の自己負担分を合わせて、今年度から3年で官民で計100億円を投じ・・・
原子力発電関連銘柄の情報を更新しました↓
▼原子力発電所関連株
- 三菱重工業 【東証1部:7011】・・・総合重機トップ。造船・原動機・航空宇宙・防衛・産業機械で他を圧倒。原子力発電プラントの基本計画から設計・製作・建設、さらには運転開始後のメンテナンスサービス事業を行っている。加圧水型原子力発電プラント、原子燃料、新型炉プラント、原子燃料サイクルの各事業分野で製品を提供中。
- 東芝 【東証1部:6502】・・・総合電機大手。2006年、米原子力発電大手のウェスチングハウス・エレクトリック(WH)を買収。2008年4月2日、米国の電力会社2社から計4基の原子力発電所を総額約1兆4千億円で受注した。また、2009年、WH社が米国のザ・ショー・グループ、中国の国家核電技術公司とともに、中国浙江省三門原子力発電所1号機の建設を開始。
発電用として使われる原子炉には、沸騰水型炉(BWR)と加圧水型炉(PWR)がある。東芝はウェスチングハウス社をグループに迎えることで、両方の原子力プラントを提供できるメーカーとなった。 - 日立製作所 【東証1部:6501】・・・総合電機・重電で国内首位。1957年に原子力技術の開発に着手して以来、研究炉、開発炉そして商用炉とさまざまな原子力プロジェクトに携わってきた。2007年に米国GE社と経営資源を融合した「日立GEニュークリア・エナジー株式会社」を設立。
- 西華産業 【東証1部:8061】・・・三菱系機械商社。三菱重工の取り扱い多く電力・環境装置に強い。子会社の日本ダイヤバルブが原子力発電所で使われるダイヤフラム弁やボール弁など、特殊バルブを製造している。
- 東京産業 【東証1部:8070】・・・三菱系の機械商社中堅。三菱重工の電力・環境装置を販売。三菱重工業並びに三菱電機が受注納入した各種プラントや機器類のメンテナンス業務を行っている。
- 木村化工機 【東証1部:6378】・・・化学プラント主力。原子力関係機器で原子力3社と関係強い。
- 日本製鋼所 【東証1部:5631】・・・大型鋳鍛鋼で世界有数、電力・プラント向け多い。原子力用に「圧力容器用部材、蒸気発生器用部材、配管等部材、原子力圧力容器用鋼板」などを生産
- 東芝プラントシステム 【東証1部:1983】・・・東芝直系のプラント据付工事会社(東芝の子会社)。東芝の原子力発電所、原子力施設、実験研究設備などの建設、定期点検・改造に伴うエンジニアリング、施工、試運転・調整を行っている。原子力を利用した原子力プラント(商業炉、開発炉、核燃料リサイクル設備等)のエンジニアリング、建設、定期検査及び改造工事、フィールドサービスなども手がけている(同社ウェブサイトより)。
- 日立プラントテクノロジー 【東証1部:1970】・・・日立製作所の子会社。主要事業は、「社会・産業システム」、「メカトロニクス」、「産業プラントシステム」、「空調システム」、「エネルギーシステム」の5分野。原子力プラントの建設や原子力発電所の予防保全工事を行っている。
- 太平電業 【東証1部:1968】・・・発電所主体のプラント工事会社。原子力に強い。
太平電業は、昭和33年原研の実験炉JRR-2,JRR-3プロジェクトに参加し、日本初の茨城県東海村日本原子力発電・東海発電所を皮切りにこれまで日本の原子力発電所の約70%の建設に参加し、パイオニアとして確実な実績を重ねています。
多様な炉型(沸騰水型/BWR、加圧水型/PWR等)に対応できるハイレベルの建設技術だけではなく、メンテナンスやリフォームにおいても高度な技術を誇っています。また、延命、デコミッショニング(廃炉)、高速増殖炉(FBR)等、新しいニーズに対応した技術の研究開発を多角的に進めています。同社ウェブサイトより - トウアバルブグループ本社 【東証2部:6466】・・・バルブの製販・保守等の事業を傘下に持つ純粋持株会社。原発向け高温高圧バルブに強み。昭和42年日本原子力発電(株)敦賀原子力発電所第一号機に原子力発電用弁を納入して以来 、国内の原子力発電用主要弁はもとより、海外の原子力発電所へもバルブを多数納入している。
- 富士電機E&C 【東証2部:1775】・・・富士電機ホールディングス <6504> 傘下の電気工事会社。水処理、環境施設の工事が主力だが、エネルギー等も注力。原発はじめ電力プラントのほか、鉄鋼など産業プラント、水処理プラントなどを手掛けている。
- 日本ギア工業 【東証2部:6356】・・・歯車・減速機専業。製品点数10万超。システム販売に注力。原子力発電所のバルブ開閉装置を製造している。同社はプラントを止めずに電動弁の状態を定量的に把握できる電動弁運転中診断装置(MOVDAS)を日本原子力発電と共同で開発するなど、原発関連分野への取り組みを強めている。
- 宇徳 【東証1部:9358】・・・港湾運輸大手。重量品輸送で実績。核燃料輸送・格納容器据え付けも。火力・原子力発電所などの建設工事における超大型機器、道路・インターチェンジの高架橋などの輸送・据付作業を行っている。
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IHI 【東証1部:7013】・・・総合重機大手。原子炉圧力容器、原子炉格納容器、配管システムなど主要機器を供給するほか核燃料サイクルに関連したシステムの面でも、その開発、建設を行っている。原子炉圧力容器とは炉心を収める圧力容器のこと。極厚の鋼板が使用され、内側はステンレスでライニングされている。
原子炉格納容器とは原子炉圧力容器と周辺設備を包み込む鋼製の容器のこと。
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