ネット証券6社の口座開設数ランキング 2008年2月分

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ネット証券6社の新規口座開設状況(2008年2月分)の順位表を作成しました。先月まで順意表にオリックス証券を載せていましたが、オリックス証券は情報開示が以前に比べて遅くなったので順意表から除外しました。

▼ネット証券6社 新規口座開設状況 2008年2月分

順位 証券会社名

証券口座純増数

証券累計口座数 FX口座純増数 FX累計口座数
SBIイー・トレード証券 22,514
[うち対面取引口座-494]]
1,643,779
[うち対面取引口座57,766]
非公開
ジョインベスト証券 14,354 232,308 1065 12,780
楽天証券 9,694 770,771 非公開
マネックス証券

7,239

828,061

1,188

68,168
松井証券 5,785 724,419

648

47,172

auカブコム証券(旧カブドットコム証券)
4,730 618,214 723 15,663
合計 64,316
[うち対面取引口座-494]
4,817,552
[うち対面取引口座57,766]

比較表のデータは、各証券会社の開示情報から取得。比較表の作成者は当サイト管理人。

1位はSBIイー・トレード証券になっています。前月に引き続いての首位です。2008年1月の純増数は18,468でした。2月は1月に比べて純増数が22%増加しました。株取引、日経225先物取引、日経225miniの手数料の安さに強みがあります。

2位はジョインベスト証券です。前月と同じ順位です。現金5000円プレゼントキャンペーンを実施している効果が出ています。2007年9月21日~2008年3月31日の間に口座を開設し、2008年4月30日までに5万円以上入金すると、現金5,000円がもらえるキャンペーンになっています。
 
なお、1月の口座純増数は12,286でした。

3位は楽天証券です。前月と同じ順位です。1月の口座純増数は10,062でしたから、2月の数字はほぼ横ばいです。

4位はマネックス証券です。前月と同じ順位です。1月の口座純増数は8,056でした。

5位は松井証券です。前月と同じ順位です。1月の口座純増数は6,150でした。

6位はauカブコム証券(旧カブドットコム証券)です。前月と同じ順位です。1月の純増数は4,859でした。

ネット証券口座開設数を見ての感想

2008年2月は日経平均株価が13,592円から13,603円とわずかに上昇、また東証マザーズ指数も653から695と上昇しました。サブライプショックの第3波としてモノラインの信用不安が浮上し1月は世界的に暴落相場となりましたが、2月は日経平均が14000円を越える場面もありまずまずの市場環境でした。

 *モノライン=債権の金利払いなどを保証している米国の債権保証保険会社

1月よりマシな市場環境だったため、2月はネット証券6社合計での口座純増数が増えました。ただ、SBIイートレード証券とジョインベスト証券は口座純増数が増えたものの、他の証券会社の純増数は減っており、証券会社間での優劣が出てきています。

ネット証券業界のここ2~3年を振り返ってみるに、結局、手数料の安い証券会社が個人投資家の人気を集めました。SBIイートレード、楽天、ジョインベストの3社です。

このまま、業界内で手数料競争が起こらなければ、2009年度中には売買高トップ3は、SBIイートレード・楽天・ジョインベストの3社で固定されるでしょう。

注文機能や投資情報の充実度では、マネックスやカブドットコムはかなり素晴らしいものを持っているので、手数料をイートレード並に引き下げればネット証券業界の競争もおもしろくなると思います。しかし、値下げをする気配はありません。

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▼当サイト管理人 ネット証券マニア兜達也がおすすめする証券会社

私は以下の証券会社の口座を全て開設しています。どこの会社も口座開設費や口座維持費は無料ですし、証券会社にはそれぞれ特徴があるので、用途によって使いわけるのがいいでしょう。

  • 楽天証券・・・オンライン証券業界で株式売買代金が2位の会社です。マーケットスピード2の情報収集能力がすばらしい。楽天証券は有名な個人投資家「ジェイコム20億男BNF氏」のメイン証券会社です。

  • マネックス証券・・・IPOが単純明快な公平抽選ですから、新規公開株申し込み口座として活用すべきです。また米国株取引サービスに強みがあります。

  • auカブコム証券・・・IPOがシステム抽選で全てのユーザーに公平なチャンスがあります。また一般信用取引の売建可能銘柄の数が豊富なので、株主優待銘柄をつなぎ売りに使える証券会社です。

 

※上記の証券会社3社は、資料請求・口座開設費・口座維持費が無料です。

※情報の内容に関しては正確性を期していますが、情報が古くなっている場合がありますので、各証券会社のウェブサイトで確認をお願いいたします。掲載している情報に誤りがあった場合、ご指摘いただけると幸いです。

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